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ハウツー
落選をバネにする
■バンバン落ちた就職活動
冒頭から切ないお話になりますが、私は就職活動の早い段階で、希望する業界の、希望する会社に全て落ちてしまいました。
結果がくる度に、持ち駒(選考に残っている企業数)と自信がどんどん減ってゆき、同時に就職活動に対するやる気もなくなりかけていました。
■落選からは何も学べないのか
落選続きの就職活動で、その事実を受け止めたくなくて、結果報告メールを確認したら即削除、ESも捨てて、もうその企業のことは考えない・・・あんな会社最初から受けなかったということにしてやろう・・・
こんな行動をとることで、ささやかにプライドを守ろうともしました。
そんなある日、就活をしなければならないけれど、やる気が起きない・・・たまった企業のパンフレットでも捨てよう、と思い、資料を整理していた時です。早い段階で落選したけれど、かなり就職したかった企業のESのコピーが出てきました。
私はとっくに捨てたつもりでいたのですが、そのESがひょっこりと(?)ファイルからはみ出ていて、「まあ試しに読んでやるか」と思って目を通してみました。
すると、びっくりするくらい内容の伝わってこない文面に、驚いてしまいました。少し就職活動を過ごすうち、昔の文章の変なところに沢山気けるようになっていたのです。その時はなんとなく、赤で校正もしてみました。
落選したときは正直言って「ちゃんと読んでないでしょう!」とも思ったのですが、私の作ったES自体が「ちゃんと読ませるつもりじゃないでしょう!」という状態だったので、落選したのにも、妙に納得しました。
こんなきっかけで、落選から学ぶことも確かにあるのだなあ・・・と思うようになったのです。
■それから、レビューを書くように
それ以降、ESは全て保存して「通過したもの・そうでなかったもの」で比較をしてみました。また、面接後にも質問内容と、自分の答えを簡単にまとめ、全体の感想を残しておくようにしました。
そうすると、何が良くて何がだめなのか、確実に分かるようになりました。
この習慣が付くと、闇雲に対策本を読むことや、むやみに情報収集する必要がなくなり、自分の改善すべき点にフォーカスした対策を講じることができるようになります。
これが、自分の就職活動の能率を上げた大きな要素だった思います。
■落選をバネにする
就職活動中は、本当にやるべきことが沢山あります。そのせいで、常に「時間がない」ことに焦り、落ちてしまった会社のことを考えるのは二の次になる、もしくは、完全に忘れてしまうことも少なくありません。
それでも、時間がないからこそ、弱点に集中した対策をとるために「落選をバネにする」ことも大切です。
結果が良くないときこそ踏ん張り時です。失敗から学ぶことは、成功から学ぶ以上に価値があるので、チャンスを生かして、頑張ってください!