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就職活動のテクニック
自己PRをお願いします、と言われた時のポイント
■過去の事実と現在の自分との関連性を話す
面接で困るのが、「自己PRをお願いします」というお馴染みのあのフレーズ。
普段から自分のことをアピールし慣れていない学生にとっては、ある程度準備していないと、しどろもどろになってしまいます。
そこで今回は、自己PRのポイントについてご紹介します。
1.自己PRを聞かれたら「過去の事実」を具体的に聞かれていると思って下さい。
2.その過去の事実を根拠に、あなたが自分で自分を褒めてあげて下さい。
「過去の事実」を伝えるには、世界一周なんてしていなくても、海外や被災地ボランティアに行っていなくても、身近な話題で結構です。
では、例を出して説明しましょう。
例1)
面接官:「それでは、自己PRをお願いします」
受験者:「はい!私は、「為せば成る」をモットーにしています。どんなにつらい状況においてもへこたれず、忍耐で乗り切れます」
面接官:「なるほど。なぜ、そう思われるのですか」
受験者:「それは、マラソンをずっと続けているからです」
⇒これはあまり良くない返答の仕方です。「マラソンをしている=忍耐がある」という考え方は、あくまで貴方の主観に過ぎません。マラソンを通じて成し遂げたことを具体的に説明するよう心がけてください。
例2)
面接官:「それでは、自己PRをお願いします」
受験者:「はい。大学で単位取得を有利に進めるための情報誌を編集、販売するサークルに所属していました。大学OBにアポイントメントを取ったり、自分たちの本を置いてくれる書店の開拓営業で新規の取引先を30店舗以上増やすことができました。商売の感覚が身についているのが、私の良い所だと思います」
面接官:「なるほど。なぜ、そう思われるのですか」
受験者:「やっていたことがビジネスそのものだからです。書店と私たちとの取り分は、書店ごとに交渉で決めています。通常より値引きが入ることを見越して、交渉開始の段階では若干、高めから入るようにしていました。また、大手予備校はビル内に書店を持っていて、そちらに営業をかけると契約がすんなり決まったので、すぐに他の予備校にも足を運びました」
⇒聞かれたことに素直に答えていて、根拠と主張との関連性も明確です。これなら自己PRが伝わったといえるでしょう。
いかがでしょうか。意見には、必ず事実としての根拠が必要だということを肝に銘じておいて面接にのぞむようにしてください。