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就職活動に役立つコラム
実際のところ、体育会系は有利なのですか?
「体育会系」出身の学生は、就職に有利であるという説があります。それは本当なのでしょうか?
■「語れるエピソードがたくさんある」点は有利
体育会系と聞いて、何が思い浮かぶでしょうか。
・先輩後輩(OB・OG含む)の上下関係
・きつい練習
・遊ぶ時間がない など
具体的には、周囲の状況を判断し、今自分がすべきことは何なのか考え、適切に動くことが学生のうちからできるようになるチャンスが多いことが挙げられます。
その他にも、普段から、先輩に対し挨拶や気遣いを欠かさないこと、また後輩に対して色々な面で指導したり、リーダーシップを発揮したり、社会人になってから必要なスキルを、既に実践できているという面があります。
面接のとき、「私はリーダーシップがあります」といきなり言われても、面接官にとっては、どれくらいリーダーシップがあるかはわかりません。
その「リーダーシップがある」という裏づけになる具体的なエピソードを、たくさん持っている・経験しているという点では、体育会系の学生は、確かに有利かもしれません。
■エピソードがたくさんあっても、伝わらなければ意味がない
それでも、うまく伝えなければ相手には伝わりません。
「自分は毎日、きつい練習に耐えた」「一生懸命がんばってレギュラーになった」「部活だけではなく、勉強も優秀な成績だった」・・・と、面接やエントリーシートでアピールしたところで、それはただ事実を述べただけになってしまいます。
「だから何?」と言われないように、頑張ったことだけではなく、その前後で何を学んだか伝えることが大切です。
それは何も体育会系の学生に限ったことではありません。アルバイトでも、近所づきあいでも、ゼミでの出来事でも何でも良いのです。
自分はどんな経験をして、そこから何を学んだか、そしてその学んだことや身に付けたスキル、そこから気づいたことを、就職したらどのように活かせるのか。
それを相手に上手く伝えることさえできれば、体育会系ではなくても、何も心配することはありません。
■体育会系の方も、そうでない方も。
・忍耐力、努力
・先輩後輩との付き合い方(リーダーシップ、フォロワーシップ)
・ひとつの目標を目指して行動し、やり遂げる
これらに当てはまるような出来事や経験は、多かれ少なかれ誰でも経験しているはずです。それを、具体的なエピソードに落とし込み、相手に伝わるように論理的に話すことができればよいのです。
自分自身の経験をしっかりと振り返り、どのように話せば相手に伝わるのか、何度も練習してみて下さい。