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企業選びのコツ
情報量が多すぎて判断に困っていませんか
■情報が多いと判断しやすいか?
判断が求められるとき、全く情報がないと判断の材料がなく、そもそも不安で冷静な判断はできません。逆に、情報量が多過ぎる場合には、取捨選択に困り判断が難しくなります。
例えば、かつての化粧品や携帯電話などは、あまりにも商品のラインナップが多くなってしまい、お客さまがどれを買ったらよいか迷うようになりました。そこで現在は、商品のラインナップを整理し、お客さまが選択しやすいように工夫するのが一般的です。
■判断基準に迷うのは就活も同じ
就職活動についてはいかがでしょうか?実はこちらも情報過多が悪影響を及ぼしているようです。何百万社と存在する企業のなかから、自身の就職したい業界や業種、企業を絞り混んでいく必要がありますが、その絞り込みの適正な判断基準はというと、それはそれで迷ってしまいます。
大学進学には、良いか悪いかは別として、偏差値という有力なモノサシがあります。これに対し、就職活動には客観的なモノサシがなく、自分で判断基準を持つことになります。おそらく採用する企業の担当者も似たりよったりかもしれません。それでも人生経験が長い分、採用担当者に分はあります。
■2、3個の判断軸で決める
では、どうすればよいか?
判断軸(判断基準)として、2,3個決めればよいと考えます。ある意味で割り切りです。安易な決め付けは禁物ですが、素朴に判断軸を考えてみましょう。
例えば、次のような3つの判断軸が考えられます。
例1:(1)先輩のいる会社(2)中堅社員と相性があう(3)社員の笑顔が良い
例2:(1)女性社員が登用されている(2)電話の応対がよい(3)社長がワンマンでない
例3:(1)名の知れた会社(2)親が賛成する業種(3)海外勤務がある
このように、判断軸を考えることにより企業選びが楽になり、就職活動がスムーズに進むようになります。
ただし、ここで注意していただきたいのは、客観的な情報だけでなく、肌感覚を重視することです。興味のある企業でも自分自身の感覚と合わないものを感じたら、情報に惑わされず他の企業に目を向けてみるのも良いと思います。
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