「リスク管理」とは、リスクの発生を未然に防止し、発生したリスクにすばやく対応するなど、リスクを自らコントロールする仕組みや体制をつくること です。そのためには、標準的なリスク対応の手順(プロセス)を確立するとともに、典型的なリスクマネジメントの枠組み(フレームワーク)を理解することが 必要です。
研修では、まず、「リスク管理」のポイントを解説した後、事前課題(事前アンケート)を踏まえながら、受講生に起こりうるリスクを洗い出します。さ らに、そのリスクを未然に防止する方法や、発生したリスクに組織的に対応する方法を「リスク対策ワークシート」に書き込みながら具体化していきます。
次に、研修では、発生の可能性や、影響の大きさ(対応にかかるコストの大きさ)を基準として、日常業務の中で起こるリスクを優先度の高い順にリストアップし、その解決策を「トラブル・リスク連関図」の作成を通じて明確化します。
特色
1.カリキュラムについて
回避可能な「リスク」と回避不可能な「クライシス」に区分して、リスク対応策を策定します。またリスク対応策の策定にあたっては、自部署の実際に起こりえるであろうトラブルをイメージしながら、リスク対策を検討するため、研修において作成した「リスクマネジメント表」は、即、業務への活用が可能となります。
2.成果物、ツール・チェックシートについて
リスクマネジメント表:リスク発生時の対応策を策定
3.研修の進め方
リスク管理は、「管理職に求められる最も重要な業務のうちのひとつ」であることを、講義部分で意識付けします。また、研修という非日常の時間を使うことによって、自部署の「リスク」をイメージさせることで、リスク管理の重要性を受講者自身に落とし込むことが可能となり、本気で自らの担当業務が抱える「リスク」に向き合いながら研修を進めます。
4.講師について(どんな人が・どんな風に)
現場での管理職経験豊富な講師が、自らの経験をふまえ、個々の受講者の課題解決を支援しながら、研修を進めていきます。
自身に起こり得るリスクを洗い出し、未然防止策や発生したリスクに組織的に対応する方法を具体化する