財務諸表の読み方と経営分析の進め方

         「財務諸表の読み方」「経営分析力」というビジネスパーソンにとって必須の知識を、2日間をかけて
           詳解いたします。 ※ご参加者は電卓をご持参ください。

◆セッション１   11月6日（火）10:00-17:00
     「財務諸表の読み方基礎講座」  

   財務諸表が読めるということは、経理担当者だけに求められる知識ではなく、企業の現在の状況を理解し将来への趨勢を予測するという観点から経営企画、関係会社管理、新規事業担当、企業広報などの担当者及び役員にとっても必須の知識と考えられます。
   そこで本セッションでは、財務諸表とは何をどのような手法を用いて現すものなのかその目的や役割から財務３表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書）との関連性を解説した上で、財務３表ごとの個々の表示科目の内容を説明するという全体観を重視した解説を行っていきます。
   本セッションを受講いただくことで財務諸表の役割や財務３表の内容と役割が体系的に理解でき、企業活動がどう数字に繋がるかという点が理解できるようになります。

１．財務諸表とは
     （１）財務諸表とは何を現すのか
     （２）会計の基本的な考え方

２．財務３表とは
     （１）財務３表の概要
     （２）財務３表の構成
     （３）財務３表の関連
     （４）財務３表のあるべき姿

３．貸借対照表の役割と科目
     （１）流動資産項目
     （２）固定資産項目
     （３）投資項目
     （４）流動負債項目
     （５）固定負債項目
     （６）純資産項目

４．損益計算書の役割と科目
     （１）売上高・売上原価項目
     （２）販売費及び一般管理費項目
     （３）営業外収益及び営業外費用項目
     （４）特別損益項目

５．キャッシュフロー計算書の役割と科目
     （１）キャッシュフロー計算書の構成
     （２）キャッシュフロー計算書の作成方法

６．連結財務諸表の入門知識
     （１）連結財務諸表と個別財務諸表の違い
     （２）連結財務諸表作成方法
     （３）連結財務諸表の項目説明

◆セッション２   11月7日（水）10:00-17:00
     「経営分析基礎講座」

   財務諸表を漠然と眺めていても、企業の特徴（強みや弱み）を理解することは難しいものです。企業を理解、分析するためには指標を準備し、その指標の数値を計算し、そこから企業の業績の変化を読み取る必要があります。
   また一つの指標で分析しても限界があり、複数の指標の変化から企業の業績変化を読み解かなければなりません。さらには数字や指標との関連を論理的に考えていくという論理思考力も要求されます。
   そこで本セッションでは、まずはじめに経営分析手法について解説した後、上場企業の競合会社２社の財務諸表を使って実際に経営分析する演習とその解説を行っていきます。２つの業界の競合会社２社、合計4社を１日で経営分析することになり、着実に分析力がアップします。

１．経営分析の基礎
     （１）経営分析とは
     （２）経営分析で知りたいこと
     （３）経営分析に使える資料

２．経営分析の進め方
     （１）経営分析を始める前に
     （２）経営分析の手法
     （３）経営分析を行う上での留意事項

３．経営分析方法
     （１）収益性分析
     （２）生産性分析
     （３）安全性分析
     （４）成長性分析
     （５）キャッシュフロー分析

４．経営資源から経営分析
     （１）製品・商品・サービス
     （２）人
     （３）設備
     （４）資金

５．有価証券報告書から競合会社の分析
     （１）競合２社の概況の説明
     （２）経営分析演習
     （３）解説