不正事例を理解するフェーズとそれに対応していくフェーズに分けたうえでセミナーを進めていきます。
まず、理解フェーズとして、2017 年における棚卸資産の不正事例を紹介していきます。1枚のシートで不正事例を整理することによって、理解フェーズの先にある対応フェーズでどこに着目すべきかを理解していきます。
次に、棚卸資産計上プロセスの単純化モデルを活用することによって、不正が生じやすい6つの局面を理解していきます。その局面で起こりうるリスクや対応方法の例示を知るとともに、不正事例へのあてはめも行います。
最後に、対応フェーズとして、不正対応にあたって有効とされる仮説検証アプローチを学んでいきます。会計不正が発生していない平時におけるその実践を想定した場合に、「仮説検証アプローチのクイック・バージョン」を用いて、実際に不正の有無を検証する手続を立案していきます。
棚卸資産に関する会計不正について真正面から向き合って対応していきたいとお考えなら、是非ともご参加ください。事例をアップデートし、また、新しいツールも紹介するため、以前に受講されていても有益です。