グループ経営の必要性・重要性は過去から周知の事実であるものの、具体的にグループ経営管理とは一体何をすることなのか?といった悩みの声もいまだに多く聞かれます。
特に新興国を中心に加速する海外展開への対応など新たな管理制度・管理項目の導入や高度化の要請が増している一方で、従来から行われてきた各種管理制度の負担の軽減も重要な課題となっています。さらに、その実現に向けては、これまで『管理』というと各社に専門分野を担う機能別組織を置いて行われてきた等が背景となり、会社の壁・部門の壁に阻まれ、グループ・組織横断的な組織的対応による管理体制が構築できないという企業も多く見受けられます。
自社グループの経営管理体制のあり方として、何を・いかにして実現するか、その明確化と共有化を図り、実践していくことが非常に重要になってきています。そのためには、管理方針、管理目的・項目、組織設計、各機能の連携方法等の議論の前提となる理論を理解した上で、自社に合わせた検討を促進していくことが求められます。このようなプロセスは、新たな環境変化の際にも柔軟な調整・見直しを図ることにも繋がります。
本セミナーでは、上記の観点からグループ経営管理、子会社・海外拠点管理の主要論点、対応策等のポイントを解説します。