本講義は、企業の業績に大きな影響を与える「税効果会計」を解説するセミナーです。
近年、減損会計、資産除去債務、金融商品など会計基準が多様化している状況下で、企業会計と税務会計の乖離はます ます広がっており、税効果の対象となる一時差異の金額も増加しています。
そのため、繰延税金資産として計上できるか、取り崩す必要はないか、特に、繰延税金資産の回収可能性に直接影響を 与える企業分類について、どの企業分類に該当するか、当期に変更はないか、などが、企業の業績に影響を与える重要な 検討事項となっています。
また、J-SOX では、「繰延税金資産の評価に係る内部統制」の不整備が「開示すべき重要な不備」に繋がっている事例も散見されています。
そのため、税効果会計の仕組みはもちろんのこと、繰延税金資産の回収可能性に関する考え方と検討方法を理解することは実務担当者として必須であるといえます。
以上より、本セミナーは、実務担当者のために、繰延税金資産の回収可能性を含めた税効果会計の基礎と実務について、ケーススタディとともに解説いたします。実務家、経験の浅い方や知識の再確認をしたい方もご参加ください。