資本・業務提携は、異なる業種間であるいは同業種間でそれぞれの強みを補完し合うための手段として、実務上非常に多く用いられています。とりわけ、合併や全株式の取得による完全子会社化と異なり、両社の法人格や経営権は別個独立の形で保ち、業務上のシナジー効果のみを享受することができる点に非常にメリットがあるといえます。しかしながら、実務上、資本・業務提携を巡るトラブルは少なくなく、実際に期待していた成果が上げられなかった場合や当初合意した(と思っていた)事項と両当事者の意図がずれていたことが後になって発覚した場合等にトラブルになることも多くあります。
そこで、本セミナーでは、資本・業務提携を行う場合のプロセス、資本・業務提携契約を締結する際の留意点に焦点を当てて解説いたします。