未払い残業や名ばかり管理職問題、長時間労働やハラスメント等による労災補償問題等、リスクマネジメントの観点から、近時は労働諸法令のコンプライアンスとして「労務監査」を実施することが必要となっています。また,2018年6月成立の働き方改革関連法は、労働時間の上限規制や非正規社員の処遇改善(同一労働同一賃金)など,企業の人事・労務の抜本的見直しを迫るもので対応は必須です。労務監査では諸規程などの法令遵守の確認はもとより、実際の労務実態の確認が必要です。今回の講演では,講師オリジナルのリスク監査用の資料(レジュメ)に加え,働き方改革関連法への対応のために特別に作成した『働き方改革ハンドブック』や『チェックリスト・Q&A集』を用いて,施行日までカウントダウンを迎えた働き方改革関連法への対応も踏まえた人事・労務監査の手法やチェックポイントを解説します。