会計監査は、監査時間や人員に制約があるため、効率的に実施されなければなりません。『重要な虚偽の表示』が生じる可能性が高い事項について重点的に監査の人員や時間を充てることが必要です。いわゆるリスク・アプローチによる監査です。しかし、具体的にどのようにすれば、『重要な虚偽の表示』が生じる可能性が高い事項を発見することができ、監査ポイントを絞り込んで監査することが可能になるのでしょうか。
本セミナーでは、上記の受講対象者の方々を主な対象とし、決算書類を読んで、どこに監査ポイントがあるのかを短時間で判断できるように学んでいただきます。監査ポイントを外した監査を行い、のちに問題が発覚した場合、「結局時間をかけて何を見ていたのだ!」と言われかねません。特に、子会社の監査を行う際、非常に短時間で限られた決算書類を見て効率よく監査を行わざるを得ないケースが多いため、監査ポイントとその優先順位を見抜くことは大変重要です。セミナーの中では、決算書類の実例をとりあげ、実務面を重視した読み方を意識し、講師独自の視点を加えつつ解説いたします。AI 時代においても、必須と思われる会計監査の視点の獲得を目指します。