15
だんだん暑くなってきました。もうすぐ、夏ですね。そろそろ節電準備を検討されているみなさんも多いと思います。お陰様で従業員は大幅に増加していますが、インソースでは前年以上の消費電力削減を狙ってがんばって参ります!
節電プロジェクト[15]
今年の節電新兵器は「アルミ断熱遮光シート」
当社は全事業所が貸ビルに入っており、風を入れるための窓をつけるなど大胆に手を加えることができません。そんな中、少しでも涼しく過ごすため、熱線を反射するアルミコーティングされた日よけを窓に取り付けてみました。原理としては、夏に車のフロントガラスにつけるサンバイザーの様なものです。
サイズ幅80×高さ180cm、重さ100g、吸盤で窓ガラスに貼り付けて使います。吸盤がちょっとはずれやすいのが難点ですがオフィスを傷つける事もありません。価格は2枚セットで2500円ぐらいですので、お手軽です。当社では、40枚を購入し、早速、吊してみました。
効果あるかも!朝の涼しさが長続きする
取り付け後、悩みの種だった午後の室温上昇は鈍り、すずしく過ごせています。もちろん、4月の実績ですので、参考値といったところですが、効果を実感しています。なんとか、快適に昨年以上の電力削減を実現したいところです。
関西での節電に向けて思うこと
今年は関西での電力不足が言われています。製造業の工場と違い、オフィスビルは節電に向いています。ぜひ、節電していただきたいと考えています。節電のポイントを改めて書きます。
1.電球(照明)をはずす(意識して消すのではなく)
パソコンを使う仕事では300ルクス以上の明るさがあれば良いので、測定し、ギリギリに押さえるのが良いと思います。
2.一部の人しか利用しない機器を使わない様にする
ずばり、オフィス内のポットと冷蔵庫を停止する事をお勧めします。
3.エアコンを一部しか使わない
節電をスタートして分かったことは、朝、会社に来たらエアコンをつけるのは「習慣」だったようです。できるだけ使わないと決めて、使用する時間を絞る、台数を絞るなどの対策を打つと劇的に使用電力量は削減できます。
4.消費電力が小さい電球に変える
節約は関西人の誇り
関西では昔から商業で栄えてきたからでしょうか1円、10円と小さなお金でも節約できる能力(人事的に言えばコンピテンシー)をとても評価する風土です。 私も大阪生まれですが、子供の頃、節約できると「えらい」と回りの大人からほめてもらったものです。そんな「関西人の誇り」を思い出し、節約する喜びで電力不足を乗り切っていただきたいと思います。
40W電球を1本はずすと、1日で削減できる電力量は40W×10時間=0.4KW/hとなりますので、コストは1KW/hは23円として、9.2円減らせます。 がんばって、10本ぐらい削減できれば1日200円、一ヶ月2千円簡単に削減可能です。 関西人の誇りで節約したお金はぜひ、景気浮揚を期待し、前向きな投資に使えます。
試算ですが、大阪府下400万の家庭や事業所で400Wづつ削減できれば、合計何と160万KW/hの削減になり、電力不足の1/3は解消できる計算となります。