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EdTech
EdTech(エドテック)とは、Education(教育)とTechnology(テクノロジー)を合わせた造語です。最新のテクノロジーで、教育にイノベーションを起こそうとするビジネスやサービスなどの総称であり、経済や環境の違いから教育の機会が行き渡りにくい現状を解決できるものとして世界から注目されています。
これまでもeラーニングが教育現場で取り入れられていました。Edtechの進展により、教師と生徒の双方向のコミュニケーションや、AIで個々の理解度に合わせた最適な学習プログラムの提案が可能となり、モチベーション向上や学習効率化が期待されています。
学校教育だけでなく、組織・企業における人材教育の現場でも、EdTechの活用が進んでいます。最新のLMS(Learning Management System:学習管理システム)には、オンライン学習だけでなく、オンラインタレントマネジメントや人事評価機能など人的資源の有効活用に役立つツールが搭載されたものも増えています。また、スマートフォンやタブレットを用いて自由に学習できるため、学ぶ機会を持ちながら働くワークライフバランスの実現や、復職者のためのリカレント教育にも使われています。
LMS導入を検討するうえで、つい細かい機能に着目してしまいがちですが、まずは導入の目的を明確にすることが先決です。「教育の強化」を第一目的とするのか、「教育担当者の管理業務の生産性を高めたい」のか、「教育以外にも人事業務全般を改善」したいのか等、自社のニーズを洗い出しておきましょう。さらに、その目的に応じた費用対効果が見込める料金体系かどうかも、重要なチェックポイントのひとつです。
2020年のコロナショック以降、社会のニーズは一点集中から分散へ、対面からリモートへ、集団から個別へと移行しています。そのような新しい常態(ニューノーマル)の人材育成にも、EdTechの活用が期待されています。ウィズコロナ・ポストコロナ時代の教育ツールとして、EdTechの果たす役割はますます大きくなっていると言えるでしょう。