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Society5.0
「Society5.0(ソサエティー5.0)」とは、政府が提唱する「日本の未来社会のコンセプト」です。
科学技術基本法(※)に基づき、5年ごとに改定されている科学技術基本計画の第5期でキャッチフレーズとして登場しました。
狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。
"新たな社会=未来社会"とは、具体的には、サイバー空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)のことです。
IoT(Internet of Things)、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータ等といった新たな技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れてイノベーションを創出し、一人一人のニーズに合わせる形で社会的課題(例:温室効果ガス(GHG)排出削減 、食料の増産やロスの削減、高齢化に伴う社会コストの抑制、持続可能な産業化の推進、富の再配分や地域間の格差是正、等)を解決する社会(="スマート社会")を築くことを目指しています。