インソース・ビジネスレポート
グローバル・タレント育成のためのフィリピン活用について
英語はできないよりはできたほうが良いに決まっている。コンピュータ言語を理解していない者がプログラミングできないことと同様、英語を理解していない者がグローバル・ビジネスで活躍している姿は想像できない。したがって、ビジネス・レベルに耐えうるツールとしてまず英語をマスターすることである。
コミュニケーション能力として、英米人から感心されるレベルの英語能力の習得を考えるよりも、まず国際人として恥ずかしくないリベラルアーツに関する知識の充実、グローバル・ビジネスにおけるリーダーシップなどのスキル習得ほうが優先課題である。これらをマスターしてなお余力があれば、それ以上の英語レベルを目指せばよい。
英米の子供のように、フォニックス※18を5、6歳くらいまでにマスターしていないほとんどの日本人にとって、後天的に習得した英語でしか会話することができないのは宿命である。日本語の母音が邪魔をし、ローマ字読みから抜けられず、外国人と初めて話した際、何を話しても通じないというショックを受けた経験がある人も少なくないと思われる。しかし、この程度のことでひるんでいては話にならない。
英語学習はある時期に腹を決め、集中して行うことである。筆者は若い頃、週末の大渋滞の関越自動車道をイライラしながらスキー場へ向かい、スキー場に着けばリフトの順番待ちで半日が費やされるという、ストレスフルかつ非効率な娯楽を甘んじて受け入れていた時期があった。
しかし、ある時思い切って冬期休暇を利用し、カナダのウィスラーにスキーをしに出かけた。現地滞在期間はわずか数日ではあったものの、おそらく総滑走距離にすると、日本でワン・シーズンかけても不可能な距離を滑ることができたと思う。そして、帰国時の上達した感覚は、日本でのワン・シーズンを終えた後の比ではなかった。
英語学習についても、これまでの経験から、おそらくこれと同じことがいえると考えている。国内で分散した時間を利用し、継続学習の難しさと闘うことも、まとまった時間が取れない方にとっては尊い努力であると思う。しかし、許されることなら、一定期間集中的に英語を学ぶほうが効率的である。
そして、グローバルに展開する企業や、英語教育の改革に取り組まなければならない組織などにとり、安価で比較的質の良い英語教育を提供できるフィリピンは魅力的なはずだ。日本の近くに存在する、この貴重なリソースを活用しない手はないだろう。
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