香港の台風対策はわかりやすい

ブログ

こんにちは。INSOURCE HONG KONG 山本です。


香港の台風
台風で木が倒れています・・・。



沖縄よりも南に位置する香港の夏。気温は30~32度くらいで、東京の方が暑いはずなのですが、香港はとにかく湿度が高く、とにかく毎日、



蒸し暑いです!Σ(>□<)


スコールのような突然の大雨も頻繁にあり、「晴れのち雷雨」という日本では見慣れない天気予報も。



台風も多く飛来するのですが、台風の警戒レベルが明確に1→3→8→9→10(10が最大レベル)と設定されています。 台風が近づくと、テレビ・インターネット・ラジオ・駅などいたるところで情報を得られます。テレビ画面の隅には常に表示されます。


香港の台風対策の特徴。それは「シグナル8以上は自宅待機」と政府のガイドラインで決められていることです。 お店、会社、学校の全てが閉まります。公共交通機関もストップするため外出はほぼ不可能です。



シグナル8になる前に従業員を安全に帰宅させることが会社の義務です。シグナル8になる約2時間前には、天文台から「○○時にシグナル8になります」と予報が出ます。(ほぼ100%的中らしいです) その情報が出たら帰宅開始します。



私が香港に来て、すでに2度シグナル8が発令されました。1回目は少し慌てました。外出先でシグナル8情報を知ったのですが、オフィスに家の鍵やパソコンを置いたままで、何の帰宅準備もしていなかったためです。 2回目からは発令前にあらかじめ準備して対応するようになりました。



シグナル8では香港住民のほとんどが自宅に向かうことになるのですが、帰宅途中の人々、交通機関、街に大きく混乱している様子は感じられません。路面店・マンションのガラス窓・ガラスドアはどこもかしこも、いつの間にかガムテープで補強され対策も万全です。



台風に慣れているのもあるのでしょうが、それだけではなく、明確なガイドラインがあることがすごいのです。ガイドラインが土台にあるからこそ、積み重ねられる経験が最大に活きているのだなと感じました。



なお、シグナルの2・5・6・7が欠番の理由は、「最初は1から10まで揃ってたけど、細かく設定しすぎてわかりにくくなったから」だそうです。



単純明快。とてもよくできた仕組み・ガイドラインだとあらためて感心してしまいました。



Insource Hong Kong 山本