企画にあたって
「ゆとり世代」や「さとり世代」、さらに近年では「Z世代」と呼ばれる若手社員や職員に、協調性や主体性、向上心、責任感などの大切さについて、いかに気づいてもらうかが、企業や組織の研修ご担当者さまの悩みとなっています。
そこで、「基本動作を全員ができるまで何度も繰り返すこと」や「不測の事態に際し、チームが一丸となって壁を乗り越えること」という厳しい訓練を通じて、社会人としての精神が芽生え基礎的な能力が向上することを目的に、主に新人や若手向けの体験型研修プログラムとして、「The社会人道」が開発されました。
研修コンセプトと特長
自衛隊式訓練で、企業の経営理念や行動規範に通じる自衛官の心構え「使・個・責・規・団」(しこせきだん)から、社会人として必要な精神を学び、基礎的な能力をより一層向上させる研修プログラムです。
訓練では、安全管理と体調確認を徹底したうえで、適切な指導により実施されます。メイン講師は、研修担当を歴任した元自衛官で、受講者の人数に応じて、サブ講師も担当します。
■使命の自覚 ... 義務を遂行する(ミッション)
■個人の充実 ... 個人の精神と能力を高める(プロフェッショナル)
■責任の遂行 ... 自分の職務、責任を果たす(コミットメント)
■規律の厳守 ... 全体の目的のために規律を守る(コンプライアンス)
■団結の強化 ... リーダーは率先垂範し、メンバーは自覚をもって協力する(チームワーク)
自衛隊の訓練では、「一人だけができる」ことに意味がなく「皆でやりきること」を目指します。
企業などの各組織では、一部のメンバーだけで高いパフォーマンスを発揮して成果を出すこともあります。しかし、全体で一つの目的に向かっていない組織では、チームとして求められる高い成果を得られません。
高い成果を得るためにも、組織全体で、「全員ができるまで、何度も繰り返す」ことが、このプログラムの基本コンセプトです。
また、教官は研修全体を通して、「本気で取り組んでいるか」ということを重要視しています。決して何かを無理強いしたり、理由なく行動を理不尽に叱ることはありません。個人の成長を支援し、その成長が組織に良い影響と与えることを目指しています。
今の日本中の自衛官の任務は、自分のためではなく常に周囲の人のために行動しているところを見れば、自衛隊式の考えや行動の重要性が容易に分かるかと思います。
最初は、自衛隊の元教官が監修し、講師として指導する訓練(体験)とその厳しさに、受講者は「やらされている感」や「拒否感」を覚えてしまうかもしれません。
しかし、「全員ができるまで何度でも繰り返す」という行動の中で、受講者は、試行錯誤しながら何をどのように伝えれば相手が理解し納得できるのかを考えます。やがて、すべての行動に誰もが納得できる理由が存在していること、および、本当の自分の限界とメンバーの特性に気づくことで、組織の中で自ら考え適切に行動できるよう徐々に変わっていくのです。
困難なプログラムを修了した受講者の内面に芽生えるのは、ビジネスパーソンとして、また、社会人としての精神(心構え)です。受講者は、組織や所属の部署でチームの一員であることを自覚しながら、さらに、主体性を持って考え行動できる人材へと変貌します。
この姿勢をもとに、全員が一丸となって業務に取り組み、課題を解決することに喜びを感じられる、理想的なチームを構成できるようになることでしょう。
サービスとプログラムの内容
<概要>
サービス内容 |
自衛隊の元教官による訓練等を通じた、体験型研修プログラム (例)号令や行進、手旗信号等の訓練を、屋内や広い敷地の屋外で実施 |
参加条件 |
・組織の中の、年齢や役職等を問わず、どなたでもご参加できます。 ・お申込後、受講者個人個人の身体の状況(健康上の問題や、アレルギーの有無、等)を申告いただき、その全員の情報を事前にお預かりします。 (理由)適切な指導に備え、教官が全員の状態を把握しておくため。 ・受講予定者に身体的な障がいがある場合は、事前に具体的にご相談くだされば、ご参加が実現できるよう可能な限り調整します。 ・宿泊を伴いますが、受講期間中を通して禁酒、かつ、酒類の持込み自体も禁止しています。 ・受講者以外で、例えば人事ご担当の皆さまが、受講者の様子をオブザーブすることができます。部分的でも、最終日の成果発表の時間帯には合流し、受講者の成長具合を見学くださることをお勧めしています。 (指定会場の場合) ・宿泊するエリアでは、男女で部屋やロッジ等の棟を分けるよう事前に調整しています。 ・引率やオブザーブの場合、ご希望に応じて同じ敷地内で宿泊(別料金)が可能です。 |
実施時期、日程 |
通年での開催ですが、夏季は3カ月以上プログラムの提供を中断します。 ※6月から9中旬頃までは、原則として開催しません (理由)暑い日が続く時期で、屋外での長時間の活動を避けるため。 開催できる曜日は、平日以外にも土日祝日も設定が可能です。 開催日は、ご希望の日程を元に、会場と講師陣のスケジュールの空き状況から調整します。 (ご注意)一般のお客さまも宿泊等で会場内の各施設を利用するため、 土日祝日の開催では、研修受講者がやや目立つ印象です。 指定会場では、研修開催初日に備えた前泊(別料金)も可能です。 |
料金と人数 |
■1泊2日の場合 ・ 88,000円(税込)より/人(宿泊・食事代4食分を含む) ■2泊3日の場合 ・126,000円(税込)より/人(宿泊・食事代7食分を含む) ※指定会場を元に、上記料金を算出しています ※料金は、実施時期により変動する場合があります (例)オンシーズンや土日、祝日を日程に含める場合は、 宿泊費用の変動により、料金が上がります ※最少催行人員は、15名様です ※14名様以下で開催希望の場合、最少催行人員15名様分の料金が必要です (1泊2日:合計1,320,000円(税込)より/15名様まで料金均一) ※14名様以下の受講は、同時期に少人数で合流を希望する他の組織様と 合同で開催できるよう、組織間で調整をお願いします ※希望される日程が明確な場合、指定会場に空き状況を確認します ※会場までの交通費(手配依頼の場合)は、株式会社JTBに直接 お支払いいただきます |
申込時期、締切、 および、取消時の概要 |
申込前に、会場や講師(教官)とも調整のうえ、開催日程を確定させます。 原則、プログラム開始日の1カ月前が、お申込みの締切日です。 お申込み後のキャンセルには、取消日によって取消料が発生いたします。 正式申込前の講師(教官)と会場の仮抑え期間は、原則、最長1週間です。 ※各種規定の詳細については、個別にお問合せください |
実施会場 (指定会場) |
リソルの森 所在地:千葉県長生郡長柄町上野521-4 ・施設内では、屋外と屋外とも研修で利用します ・指定会場以外の場合、会場費と下見費用を別途お見積もりします <指定会場へのアクセス> ※最寄りのJR外房線「誉田」駅南口、バスターミナル付近から、 時間指定で送迎(約20分)専用のバス便があります (人数に限りがあるため、事前相談要) ※会場までの交通費等の諸経費は、別途ご負担ください ※出発地または発着地(任意)と会場間の貸切バスをご希望の場合、 実施日程の確定後、オプションとしてJTBでお見積もりが可能です |
お申込み手順 |
ご希望の日程(または、時期)と人数概算をお知らせください。 日程確定までは、会場と講師(教官)の空き状況を調整し、併行してお見積りを提示いたします。 画面下部の「お問合せ」から、または、担当営業に直接ご連絡ください。 |
※本プログラムは、企業等の法人様向けの研修プログラムです
※宿泊サービス提供を含むプログラムのため、受注型企画旅行の団体・グループ契約です
※指定会場をご利用の場合、空き状況に応じて実施日を相談のうえ調整させていただきます
※本プログラムの主催は、株式会社JTBが担当しています
その他の詳細は、お問合せください。
・若年層以外を対象としたプログラムもアレンジが可能です
(例)リーダー層の研修、部署を超えた組織横断で実施する研修 等
・実施後のフォローを目的とした別プログラムも、ご提供できます