2013年2月28日 | カテゴリー: 香港
「取引先が日系企業であるため、日本企業のビジネスマナーを身につけさせたい」「社内コミュニケーションの核である報連相を体系的に学んでほしい」
今回、こんなご要望を踏まえてカスタマイズプログラムを作成し、シンガポールのローカルスタッフ(30歳前後)約30名の方に研修を実施いたしました。
研修の実施にあたって、受講者の皆様に事前にアンケートを取りました。
・日本のビジネスマナーでよくわからないこと
・上司とのコミュニケーションで文化的ギャップを感じたこと
・研修で学びたいこと
これらを踏まえ、研修プログラムを組み立て、実施しました!
実際の研修の様子はこちらです!
1.ビジネスマナー
(1)ありがちなNG例の映像を見ながら間違い探しをします。
NG例1!同時に名刺交換↓
NG例2!名刺の向きが逆↓
(このような場面には、実際に出会います)
(2)正しいマナーを映像で確認し、講義・解説・ロールプレイ
正しい名刺交換の仕方(名刺の扱い方、複数対複数の名刺交換の順番等)や訪問時、応接室でのマナー(どこに座るか、お茶を出されたとき等)を解説します。また、実際に練習していただきます。
講義のポイント~「マナーの背景の考え方を理解すること」
例えば、「名刺受け取る際、なぜ名刺入れを持つのか」等、マナーの背景にある考え方を理解していただきました。
知っているつもりのマナーを、その背景にある考え方と結びつけて理解したことは、受講者の皆さんにとって発見があったようです。
2.報連相
講義の前に、「なぜ報連相が重要なのか?」をディスカッションしていただきました。その上で、報連相の講義に入ります。
講義を踏まえて、「わかりにくい報告を添削する」ケーススタディに取り組んでいただきました。また、ご自身の「報連相の成功体験」をグループで共有しました。
講義のポイント~「報連相を体系的に学ぶこと」
「なぜ報連相が重要なのか?」というワークでは、的を射たいい意見がたくさん挙げられました。
普段、上司の方に指導されているためだと思います。このセッションでは、ケーススタディやディスカッションを通じて、自分の言葉で考えをまとめ、体系的に報連相の理解を深めてもらうことができました。
3.PDCA
ドミノインテリアというビジネスゲームに取り組んでいただきました。ゲームのメインテーマは「PDCAを回す」ことです。ゲーム終了後、PDCAの講義・解説を行いました。PDCAについて体系的に学んでいただいた後、「上司から指示を受けて、計画をたてる(PLANする)」ケーススタディを実施しました。
研修最後のまとめとして、「今期目標をPDCAで振り返り、新たな目標設定」をしていただきました。
講義のポイント~「具体的な行動に落とし込むこと」
PDCAの概念を理解することは簡単ですが、行動に落とし込むことが大切です。PDCAのプロセスと効果をビジネスゲームで体感し、最後は目標設定をして実務につなげていただきました。
~研修を終えて
参加者の方からはこんなご感想をいただきました!
Very useful. I had been in Japan for 7 years but did not learn such manner.
非常に使えますね。私は7年間日本に滞在していたことがありましたが、ビジネスマナーについて学んだことはなかったです。
Better understanding about Japanese business culture especially on card exchanging.
日本のビジネスの文化、特に名刺交換についてより理解できました。
Games and role-play are interesting. They deepened our understanding of the topics.
ビジネスゲームやロールプレイが楽しかったです。みんなマナーについてそれぞれ理解を深めることができました。
Materials are good and easy to comprehend.
ビジネスゲームによって、理解しやすくなりました。
Impressed by the PDCA and HoRenSo. I will try to do better in my future work
PDCAやホウレンソウがあることがよく理解できました。自分のこれからのキャリアにも役立たせます!
このように、Insource Hong Kongでは海外の方向けの研修を承っておりますので、是非お問い合わせください!
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Insource Hong Kong 山本