鏡もちは、昔、貴重な食べ物であったお餅を神様に供えたことから始まりました。
円形で平たいその形が、当時の宝物であった鏡に似ていた事から「鏡もち」と言われるようになったという説があります。
鏡もちも29日、31日を避け、飾ります。
正式な飾り方は、三方に奉書紙か半紙を敷き、裏白、譲葉を置いた上にお餅を二つ置きます。お餅の上には橙をのせ、前方に四手と昆布を下げます。
略式では、塗りのお盆にお餅を重ね、葉つきみかんをのせます。メインの飾りだけでなく、台所、玄関、子供部屋の勉強机などにも飾るようにします
縁起物の言われは、裏白は「長寿」、譲葉は「家系が絶えない」、橙は「代々栄える」という意味から来ています。