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エーアイベーシックレベル3~AIの「民主化」

目次

AIの民主化とは

AIの「民主化」とは、AIと呼ばれる機能を誰でもPCやスマートフォンから使うことのできるようになった状態を指しています。例えるなら、ExcelやWordを使うように、AIを当たり前に使えるようになるということです。現時点では、下記のような状況がすでに現れています。

・データクレンジングの自動化

データを分析する際に、まずは分析できる形にデータを整備するように必要があります。分析をしたことがある人ならわかると思いますが、この作業が分析前の大きな壁です。この作業を自動化する技術です。

・分析の自動化

これまで、データに合った分析手法を選ぶには研究者・専門家の知識や技術が必要でした。ここにおいても、AIを用いてデータを与えれば、自動で分析手法を選び、出力結果を出す技術が分析の自動化です。

・アルゴリズム技術の売買

これまで精度の良いアルゴリズム研究する研究者と、それを組み込むソフトウェア会社は断絶されていました。今では、研究者が技術を売り込み、ソフトウェア会社が買うというを市場が成立しています。これもAIの民主化の一例です。

誰でも使えるAIを目指して

これらが指しているのは、研究者や専門家などの限られた人々が扱っていた人工知能を、より、活用しやすくなる環境が作られつつあるということです。

データがあれば、それに合った手法を自動で選んで分析結果を出力してくれたり、同じような事例でうまくいった分析手法をがあれば技術を買ったりと、専門家ほどの知識がなくてもAIを用いた分析ができるようになってきています。

まだまだ、先進的な事例で分野やケースが限られている状態ではありますが、始まれば普及が早いのもIT分野の特徴ですので、自分がやりたいと思っていることと似ていることを別の誰かがやっていて、簡単に人工知能が活用できる、なんて日が来るのも近いのかなと感じます。

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