研修担当者

コストを抑えつつ研修効果を出すための3つの方法

目次

コストを抑えながらも研修効果を出すためにはどうすれば良いか

研修のクオリティを落とさずにコストを削減するポイントは、研修全体にかかる費用の「総額」で考えることです。研修内容や受講者の特性、諸経費などの要素を考慮して、費用対効果の高い方法を選ぶことが大切です。

「コスト」は「総額」で考える

研修にかかる「コスト」には、(1)受講者の交通費 (2)受講者の宿泊費 (3)講師費用 (4)事務局運営費(5)会場費 が考えられます。

「コスト」の削減を考えるにあたってポイントとなるのは、これらを個別に見るのでなく、「総額」で考えることです。さらに、「コストの総額」を研修の参加人数で割った"一人あたりの金額"で考えます。例えば、業務都合などで当日、突然受講できなくなる人が発生した場合、「コスト」は当然高くなります。
この"一人あたりの金額"がコスト削減のための指標になります。

コスト削減のためには、次の3つのアプローチが考えられます

・外部の研修やセミナーの活用
・講師派遣型研修の活用
・eラーニングの活用

外部の研修やセミナーの活用でコスト削減

外部の研修やセミナーを上手く取り入れる方法です。多くの研修会社が開講している公開講座型の研修やセミナーがたくさんあります。自組織の課題や階層に合ったテーマのもの、受講させたい社員・職員の職場から近い場所で開催されているものを探して、現在の研修と置き換えれば、交通宿泊費、会場費、運営費としてかかる費用が削減できます。そうすると当然、"一人あたりの金額"も安くなります。

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講師派遣型研修でコスト削減

受講人数が多ければ、講師派遣型研修がお得になる場合があります。研修で使用するテキストを自組織で作成し、同様に講師を養成すると、高額なコストがかかります。また、職員・社員が講師を務める場合は、研修期間中、その人の業務が止まってしまうことになります。

まず、既存の研修にかかっている費用と、置き換えた場合にかかる費用の"一人あたりの金額"を比べて、置き換えた方の金額が低くなる講師派遣型研修を探しましょう。研修費の算出方法は研修会社にもよって千差万別なので、一概には言えませんが、"一人あたりの金額"が抑えられるケースもあります。

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eラーニングを活用してコスト削減

大人数の講義型の研修を行っている場合は、eラーニングもコストの削減に役立ちます。eラーニングはPCとインターネット環境があればどこでも受講できるため、受講者を集めるコストが大幅に削減できます。また、eラーニングを集合研修の予習や復習に活用することにより、集合研修の短時間化も可能になります。

費用対効果を考えてコスト削減の方法を探る

ただ、コストを削減すれば良いというものではなく、研修の内容の質を落とさずに、コスト削減に取り組むことが第一です。最初にどこまで教育したいかという目標を設定し、それを実現するために、これまでお伝えした方法を上手く組み合わせることが肝心です。受講者の悩みや実情をきちんと拾い、それを研修の中で解説すれば、受講者の満足感は高まります。

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