研修前後の動き方2 ~複数クラス同時研修の注意
- 目次
受講会場を入り口で明確にすること
まずは、どの受講者がどの会場で、研修を受講するのか分かるようにすることが大切です。複数の研修会場があると、迷ってしまう受講者が必ずいます。事前に会場を連絡をしておくことももちろんですが、当日、現地でもすぐに分かるよう、名簿や研修案内板などを準備しておきましょう。
昼食、休憩の時間に注意~行列ができてしまう
会場の場所や仕様にもよりますが、昼休みに一斉に受講者が動き出すと、エレベーターがなかなか来ない、食堂で行列ができてしまう、トイレや喫煙場所が混み合うなど、不具合が発生します。
この場合は、事前に休憩時間をずらすなど、調整をしておくことで混乱は避けられます。特に昼休みの調整は、「食堂が混み合うので、11時50分には昼休みに入ってください」など、きちんと理由を伝えたうえで、講師に時間厳守をお願いするとよいでしょう。
使用機材の状況を押さえる
研修で使用する機材の状況を押さえておくこと。他と重複して使えなくなってしまうと、目も当てられません。
同一内容の研修を同時並行で実施する場合、研修の進行状況を掴むこと
原則、同じ進行スケジュールで進められのが望ましいと考えます。理由は休憩がずれると、他の教室のグループが休憩中に廊下で騒がしくしてしまい、研修がうまく進まなかったり、グループワークのタイミングがずれ、解答や落としどころが他のクラスに事前にばれてしまったりなど、まずいことがあります。
逆に研修にサポート人員や研修機材が必要でかつ、不足している場合、上記とは、矛盾しますが、敢えて進行スケジュールをずれるように組むこともあります。そうすれば、最小限の人数で研修を回す事が可能となります。
スケジュールを正しく把握しておくこと
いずれにせよ、研修のスケジュールを可能な限り、詳細に掴んでおくことが重要です。実際、ざっくりとした予定しか掴んでいない場合も多いです。きちんと掴んでおくことで、急な要望や変更にも応じやすくなります。