お正月(お屠蘇)

◆基本1

お屠蘇は、もともとは数種の薬草をお酒に染み出させたもので、古来中国より伝わり、長寿の酒とされていました。
1年の無病息災を願って、通常元旦の朝、家族の若い人から飲みます。年長者は、先に飲む若い人から「若さ」をもらうという意味があります。

◆基本2

最近では、屠蘇散としてビャクジュツ(白朮)、山椒、桔梗、肉桂皮などの生薬を調合したものが薬局で市販されています。
作り方は、日本酒、または日本酒にみりんを同量合わせたものに屠蘇散を一晩浸します。
お屠蘇は、水引を掛けたスズの容器から、3段の朱塗りの杯にそれぞれ注いで、3回頂きます。

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ひとつ上のマナー

お屠蘇に用いるお酒には地域性もあり、例えば熊本で赤酒という赤みを帯びた甘いお酒を使用します。