インソースが考える「奥の手・猫の手」

【最新】経営人材(部長職~課長職)強化策

【最新】経営人材(部長職~課長職)強化策

経営者は管理職の本気を要求

経営戦略の見直しが待ったなしになっている今、管理職の強化が求められています。経営者は管理職に対して、
「国内マーケットの縮小に全能を賭けて対処しているのか?」
「ビジネスモデルを変える努力はしているのか?」
「グローバル化に真に対応する気はあるのか?」
のような、職務に対する"本気"を要求しています。

人事・研修部門が強い経営人材(管理職)を作る

かたや管理職の多くは、それは経営者の仕事だと捉えています。そこで、その間に立つ人事・研修部門は、両者のギャップを埋め、どんな状況でも戦える経営人材を作り上げていくことが必要になってくるのです。

インソースが考える経営人材

経営人材と一言でいっても、組織によって求められる能力は異なりますが、弊社は、4つの基礎能力が必要であると考えます。

【経営者としての4つの基礎能力】

  • 1.ビジョン構築力
  • 2.数字(経営数字)で仕事ができる力
  • 3.常に売るための努力ができる(マーケティング能力)
  • 4.リスク・コンプライアンス管理能力

1.ビジョン構築力~夢があってスキのない計画

一言でいうなら、夢があって、かつスキのない計算された計画(バレにくい大きなウソ)を立てることです。そして、その魅力的な夢を実現するためにはどうすれば良いか、具体的な施策を立案する能力です。

2.経営数字力~成長の原資を調達する

部門を問わず、キャッシュフローの意味を理解し、改善に取り組めることです。営業部門であれば、売上げを上げると同時に、売掛金の回収を早め、手元資金を増やすための行動ができるリーダーであることです。キャッシュフローを増やすことで、M&Aや人員増ができることを知っていることです。

3.マーケティング力~既存の枠組みを越えて考えられる力

環境、世の中の動きを踏まえて冷静に分析し、自社の商品をどう売るか、企画したらいいかを計画できることです(現実には、既存の枠組みを超えて考えられない人が多いようです)。

4.リスク・コンプライアンス管理力~違反の怖さを知っている

業績悪化よりも、コンプライアンス違反が社長・役員を辞任に至らしめることを知っていることです。日常業務においても、この点に留意して仕事ができることが重要です。

経営者は先を見通せる人

経営者とは、部下を育てるのは当然として、上記4つの力を使い、先を見通せる人といえます。これらの能力と自分の実際を照らし合わせて、まずは差を理解することが大切です。

リーダーシップは後からついてくる

経営者には、まず「リーダーシップ」が必要と考えられる方もいらっしゃると思いますが、ここではあえて除外しています。理由は、先に挙げた4つの能力を有していれば、リーダーシップは自然に発揮できると考えているからです。

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次週は、管理者(課長職~係長職)としての4つの実務能力についてお伝えします。


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