エーアイベーシックレベル3~「機械学習」
- 目次
AIのレベル3
前回はレベル2のお話をしましたので、今回はレベル3です。
レベル3は「機械学習」です。これまでと違い、製品ではなく技術の名称になりましたので、「機械学習とは何か」から説明していきます。
機械学習とは簡単に言えば「データから特徴を学習し、分類すること」です。厳密に言うと、異なるものも含まれますが、今回は厳密な定義よりも分かりやすいイメージを重視しておりますので、ご了承ください。
意外と身近に溢れている「機械学習」
この「機械学習」が使われている製品・サービスでは以下のようなものがあります。
・検索
今では当たり前の技術になっていますが、機械学習の技術が使われています。日々更新される情報や、その情報に対する様々なユーザーの動きのデータを学習して、より良い情報を探し出しています。
・顔認識
こちらもすでに使用したことがあるという方も多いのではないでしょうか。デジカメで写真を取る際に、顔を枠で囲ってくれたりする機能です。集合写真の際に、「おい、お前の顔だけ認識していないぞ」なんて冗談を言われたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな機能にも機械学習の技術が使われています。顔の特徴を使って、一緒に映る背景などと区別することができています。
・おすすめの商品紹介
インソースではおすすめの研修をWeb上に公開していますが、これまでの受講データを学習させ、こちらも機械学習の技術を使って、算出しております。
このように機械学習が使われている製品は多岐にわたり、すでに皆さんの周りにも溢れています。ですので、普段何気なく使っているものに「これはどうやっているんだろう?」と、問いかけてみると、実はそこには人工知能が隠れているかもしれません。ぜひ、皆さんの周りの人工知能を探してみてください。