このたびはお問い合わせくださり誠にありがとうございます。
お書きくださった通り、決まったルールとやり方がなければ、効率が悪くなるばかりか、いわゆる“イレギュラー”に気づくことも難しくなる可能性があります。
今回のお問い合わせを踏まえ、「業務を属人化させない」「リスクを軽減する」という視点に立ってご提案させていただきます。
大枠の考え方としては以下の3ステップを1つのサイクルとし、組織を横断して回していくことが堅実ではないかと考えます。
STEP1.現在の業務フローの確定と明文化
STEP2.業務フローの徹底のためのマニュアルの作成
フローの徹底
STEP3.業務フローの見直しと、改善作業
それぞれのカリキュラムは以下の通りです。
STEP1:業務フロー作成研修
(実施内容)まず業務フロー作成の意味と作成方法を学びます。その後、特にリスク管理の観点から、実際に業務フローの作成方法を習得していただきます。
STEP2:マニュアル作成研修~改善・合理化を促す業務マニュアルの作り方
(実施内容)業務改善の手段およびノウハウ共有・業務標準化の手段として、マニュアル作成の考え方や具体的手法の習得を図ります。
STEP3:業務改善研修
(実施内容)「少し工夫すればもっと効率良くできるのでは」と思っていることを研修内で洗い出し、すぐに実践に移せる改善行動計画に落とし込みます。
このサイクルを回すことの効果としては以下の3点が挙げられます。
・業務の属人化を防ぐため、担当者が変わる際(引継ぎや異動など)のリスク対策になる
・業務の中での判断に迷うことが少なくなるため、業務効率が上がる
・無駄な業務とそうでない業務を定期的に見直すことで、コストの削減とパフォーマンス向上を実現できる
また、ご紹介したSTEP1~3とは別に「ミス防止」という観点で、以下の研修も併せてご紹介させていただきます。
■オペレーションミス防止研修~ミスの起きにくい体制を作る
(実施内容)仕事をムリ・ムラ・ムダなく行う業務改善の考えに基づき、仕事の中に潜むリスク=ミスを防止するしくみを考えていただきます。