出版のきっかけ~内気な編集者〈制作裏話〉
出版のきっかけ~内気な編集者
始まりは1通の企画書から
「中島くん、ちょっと」
2010年4月頃、私が営業から帰ってきたら、社長(舟橋)に手招きされました。
「こんなのが来たよ」
社長が手に持っていたのは、1枚の紙。タイトルは「内気な性格を強みにして活躍するための営業本(仮)」。出版社からの執筆依頼でした。社長いわく、ありがたいことにこのような類の執筆依頼はたくさんいただきますが、本を書くのには大変な労力がかかるので、お断りすることが多かったそうです。
内気な人は営業できるのか?
依頼をお断りすることが多い中、今回だけは社長の目に留まりました。キーワードの「内気な営業」があまりにも突飛で、「面白い」と思ったそうなのです。 「こんなこと考えるなんて面白いなぁ、内気な人は営業できるのか? ちょっと話を聴いてみようか。」 そういうわけで、出版社の方とお会いすることになりました。
「もし私が急に営業になったら、どうしたらいいんだろう? って思ったんです」
出版社のご担当者は、若い女性の方でした。頑張ってご来社くださったのか、緊張しているのか、ハンカチで汗をふきふき、話し始めました。
「舟橋社長が出していらっしゃる『営業のプロが新人のために書いた営業の本』を読んで、すごく良いと思ったんです。今、営業をしたくなくても、営業になってしまう人が多いと聞きます。もし私が、急に営業になったらどうしたらいいんだろう? って思ったんです」。
この営業本関係者の中で一番内気だったのは、この担当者だと思います。この担当者は、話し方がたどたどしいけれど熱意があって、社長は依頼を受けることにしました。
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