たくさん営業を受けているお客様への対応方法〈webだけ公開〉
たくさん営業を受けているお客様への対応方法
例えば自治体や官公庁のお客様。お電話しても断られることが多いです。すでに様々な営業電話がかかってきているのです。淡々とお断りされます。「どうせニーズないんだろうな」と諦めたくなりますよね。
とりあえず何度もアプローチする
自治体や官公庁のお客様では、お断りされるのは当たり前なんだそうです。それでも何度も足を運んでいると、話をお聞きいただけることが多いみたいです。そして、1回良い印象をお持ちいただくと、その後も長くお付き合いをしてくださるお客様が多いです。あとは、真面目で、話し下手でも丁寧に話を聞いてくださる方が多い気がします。
1分間の立ち話を重ねて、ふっと提案機会をいただく
私は長野県出身ということもあり、長野県のお客様を担当していました。少し電車を乗り継いで行く市役所のお客様は、お忙しいみたいで、お電話をしてもまったく繋がりませんでした。繋がっても、一言、「今は考えていません」といわれて切られていました。
でも、言い方は淡々としていて、不快で断られたわけではなかったので、内気心のダメージも少なく、ちょくちょく立ち寄って飛込み営業をしていました。飛込み営業といっても、入口で、「最近これ売れていますが、どうですか?」と資料を見せ、「後で検討します」といわれてお別れする、という1分程度の会話です。本当はもっと話したいのですが、お客様がそういう雰囲気じゃないので仕方ないです。「まあ仕方ないか・・・」と思いながら引き上げる、ということを繰り返していました。
そうしていましたら、あるときふっと電話がきて、合見積での提案機会をくれました。うれしいのですが、なんだか不思議です。でも、自治体や官公庁のお客様は、こういうことがよくあります。
【アドバイス】
事前学習が大事
民間企業と異なり自治体・官公庁の皆様の環境は誰が入ってきてもおかしくないところです。また、住民満足度を向上させようと頑張っている自治体が増えていますので、基本的に丁寧な対応をしてくださるところが多いです。ただ、「ついで営業」のような雰囲気では、相手に対し不快感を与えてしまいますので注意しましょう。「こいつ何も知らないな」と思われてはダメということです。
各自治体の様々な情報はそれぞれのHPで公開されています。予算の状況や職員数の変化やニュース関連(最近合併したとか、市長が変わって方針が変わったとか)くらいは予め予習しておきましょう。「うちのことを大事に思ってくれているんだな」という印象と誠意を現すことができます。
また、自治体や官公庁は合見積や入札が基本です。仲良くなったからといって仕事をいただけることはまずありません。まずは、機会をいただくことと、提案の内容を良くすることの両方の力を磨いていきましょう。(今の上司・松木)
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