「課長への昇進おめでとう。
管理者として権限をもつことは、責任も重たいということ。この点をしっかりとわきまえて、大いに頑張ってください。活躍を期待しています」
「ありがとうございます。お言葉を噛みしめて全力を尽くします」
これは、どこの会社にもある課長昇進の風景です。
「今晩、家族と祝杯を上げよう」
「今日は、部長がお祝いの席を設けてくれる。うれしい限りだ」
しかし、喜びも束の間、現実が待っています。
「管理者として、どうすれば良い仕事ができるのだろうか」
「いったい課長って、何を期待されているのだろうか」
「何を身につければ課長職を全うできるのだろうか」
悩みは尽きません。一担当者のときは、上司から指示されたことを忠実に実行していれば、それで評価を得ることができました。しかし、今度は自分が指示を出す番です。立場が180度入れ替わります。担当者から管理者への転換、そこには高い壁が立ちはだかります。この壁に直面して、「管理職は辛い。担当者の方がずっと楽だった」とぼやく人も出てきます。
しかし、ぼやいても始まりません。課長に任命された以上、管理職として自己変革する、このプレッシャーから逃れることはできません。
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第1章 課長として正しいスタートラインにつこう
第2章 達成すべき目標を正しく認識しよう
第3章 目標を目的達成に向けた課題解決の証としてとらえよう
第4章 いい施策を立案しよう
第5章 いい計画として仕上げよう
第6章 チーム全員の力を引き出そう
第7章 目標を確実に達成しよう
第8章 “企業の社会的責任(CSR)”への対処法を押さえる
おわりに