年間約59 万名に研修を提供する株式会社インソース(本社:東京都荒川区、代表取締役執行役員社長:舟橋孝之、証券コード:6200、以下「当社」)はこの度、約2万8千名に行った2022 年度新人研修の結果を分析した、本年度の新人の傾向についてお知らせいたします。
■2022 年度の新人研修は集合型(対面)が7割 本年度4月1日~15 日の15 日間で、新入社員研修の受講者数は累計28,546 名(うちオンライン8,820 名)となりました。 また、本年度も引きつづき、新型コロナウイルスの影響を受けましたが、集合型(対面)研修の割合は昨年の6割から1割増えて7割と多数を占めました。これらの新入社員研修に登壇した講師やアシスタント講師などからの声をもとに2022 年の新人の傾向をまとめました。
■2022年度新入社員の傾向 本年度の新人は、一言で言うと、「知識は豊富だが、実践・応用力に欠ける」傾向があるといえます。ステイホームの影響で良く勉強はしているが、人に会っていない等リアルな経験が少ないためか、自分の考えを形にしたり、対面のコミュニケーションが苦手な方が見受けられました。
■2022年度新入社員の特徴(良い点、課題点) ①チームに貢献する仕事の進め方 【良い点】組織の一員として報連相の重要性は理解できている 【課題点】相手目線ではなく、正解・不正解に囚われがちである
②ビジネスマナー 社会人としての基本動作 (立ち居振る舞いなど) 【良い点】即実践できる (特にお辞儀や指摘事項) 【課題点】仕事への自信を持たせ、挨拶や笑顔を継続させることが課題 ③ビジネスマナー 言葉遣い、敬語 【良い点】敬語・言葉遣いが課題であることを理解できている 【課題点】自然と使えるようになるまで繰り返しの練習が必要 ④ビジネスマナー 電話応対・来客応対 【良い点】応対スキルを身に付けようと積極的に繰り返し練習していた 【課題点】お客さまに信頼される応対レベルになるには継続的な練習が必要 ⑤社会人としての考え方 【良い点】主体性が重要であることは理解できている 【課題点】受け身の姿勢や無難にこなそうとする姿勢が見られる ⑥社会人としてのルールの遵守 【良い点】社会人として守るべきルールを知識として知っている 【課題点】ルールを逸脱した場合の影響範囲を想像できていない■総括 ~職場で求められる新人教育 ◇「組織(チーム)の一員」という意識付け(帰属意識)が例年以上に必要 【背景】コロナ禍の影響で、受け身や控えめな新入社員が多い 【対策】新人との接触機会を意識して増やす場作りが必要
◇相手(お客さま、上司や先輩等他者)目線を養う計画的な指導が重要 【背景】コミュニケーションの機会が少なく、自分本位になりがち 【対策】相手目線で考えさせ続ける計画的な指導が必要
<レポート>2022 年 新人の傾向速報と5月以降の育成について
<参考>新人の課題を分析し成長と意欲を高めるフォロー教育プラン 新人の課題を把握するアセスメントに加え、研修により在宅勤務時の仕事の進め方を学び周囲のサポートを強化することで、新人が新しい働き方でも、安心して働けるようにするプランです。
以 上
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