今後、事業環境はどのように変化していくと思いますか?

事業環境、今後の対応の2つに分けて説明いたします。

■事業環境

<社会人教育>

社会人教育市場は労働生産性向上やリスキリングへの取組み、ならびに人的資本経営を通じた企業価値向上などを背景に底堅いニーズがあります。社会人教育市場の規模については、コロナ禍で一時縮小したものの回復傾向にあり、2025年には3,500億円程度、2030年には4,250億円以上(※1)と想定しております。現在、市場シェアは3.4%(※2)であり、今後も研修事業の成長余地は大きいと考えます。

<ITサービス事業>

ITサービス事業に関わる人事部門のIT化(LMS)市場規模は、2025年には160億円程度、2027年には190億円程度と(※3)想定しており、今後、人的資本の価値向上および情報開示への事務改善に対するニーズが大きく高まると考えています。

<DX(デジタル)教育市>

DX(デジタル)研修市場規模は2025年には380億円程度、2030年に780億円程度(※4)と想定しており、2025年9月期以後、人手不足と業務効率化のニーズを受け、DX(デジタル)の育成投資優先度が一層高まる素地があると考えています。

※1 厚生労働省「能力開発基本調査」および総務省「労働力調査」より当社にて算出

※2 24年9月期の社会人教育市場関連売上を115億円として計算

※3 経済産業省「情報通信業基本調査」より当社にて算出

※4 経済産業省「IT人材受給に関する調査」、独立行政法人情報処理推進機構「DX動向2024」を基に、当社にて算出

■今後の対応について

当社は、人的資本経営における企業の課題を「人的資本の価値向上」「人的資本の情報開示」の2つであると考えます。課題に対し、DX分野を含む教育、人事サポートシステム・LMS「Leaf」をベースとした人的資本情報管理ツール、コンサルティング・アセスメントの3つの分野でサービスの開発提供を行い、多角的に事業を展開します。また、顧客セグメントに合わせた営業・コンテンツ開発体制をより一層強化し、顧客数の新規獲得と1組織あたりの売上高向上に注力します。

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