当社はコーポレート・ガバナンスに対する基本的な考え⽅として、株主に対する説明責任を果たすべく、経営の透明性を確保し、迅速かつ適切な情報開⽰を実施していくことを重視しております。また、収益を拡⼤し企業価値を⾼めるために、スピーディな意思決定と業務執⾏を⾏うための経営体制の効率化を進めると同時に、社会と調和した健全な倫理観にもとづく企業活動を⾏うために、経営監視体制の充実を図っております。今後も、会社の成⻑に応じて、コーポレート・ガバナンスの体制を随時⾒直し、最適な経営管理体制の構築に努めてまいります。
名称 | 人数 | 概要 | 開催回数と出席率 |
取締役会 | ・議長: 代表取締役 舟橋孝之 ・構成: 取締役8名 うち社外取締役3名 うち女性2名 |
経営上の意思決定機関として、取締役会規程、職務権限規程に基づき重要事項を決議し、社外取締役は社外の第三者の視点で取締役会への助言及び監督を行っています。毎月の定例取締役会のほか、必要に応じて臨時取締役会を開催しています。 | 回数:17回 出席率: 取締役 100% 監査役 100% |
監査役会 | ・監査役3名 うち社外監査役3名 うち常勤監査役1名 うち女性1名 |
監査役会は、毎月1回定例監査役会のほか、必要に応じて臨時監査役会を開催し、監査実施状況、監査結果等の検討、監査役相互の情報共有をはかっています。重要な会議体への出席や関係者からの報告収受など法律上の権限行使、支社等拠点への往査など実効性のあるモニタリングに取り組んでいます。 | 回数:16回 監査役出席率:100% |
指名報酬 委員会 |
・議長: 社外取締役 藤岡秀則 ・構成: 取締役4名 うち社外取締役3名 うち女性2名 |
取締役会の諮問機関である同委員会は、客観的かつ公正な視点から、当社およびグループ会社の取締役、執行役員などの選解任、報酬とサクセッションプランについて審議・答申する役割を担っています。 | 回数:6回 委員出席率:100% |
リスクコンプライアンス委員会 | ・委員長: 代表取締役 舟橋孝之 |
リスク管理及びコンプライアンス推進のために、代表取締役を委員長とし、取締役、監査役及び委員長が指名した者で実施しています。 | 回数:4回 委員出席率:100% |
サステナビリティ委員会 | ・委員長: 取締役 執行役員常務 川端久美子 |
サステナビリティをさらに推進し、社会・地球環境へ貢献するとともに、中長期的な企業価値向上に繋げていくことを目的に四半期に1回開催しています。サステナビリティに関する活動テーマの選定・目標設定や委員会配下の部門横断チームである「タスクフォース」の進捗確認、サステナビリティに関する情報開示の促進に取り組みます。 | 回数:5回 委員長出席率:100% |
健康経営推進委員会 | ・委員長: 取締役 執行役員常務 川端久美子 |
従業員の心身の健康の維持向上のため、グループ人事部に属する健康推進担当が中心となり、安全衛生委員会や産業医などと連携し健康推進に関する活動テーマの選定・目標設定や個別の活動の進捗確認、健康経営に関する情報開示の促進に取り組みます。 | 2023年10月2日設置 |
内部監査室 | 1名 | 代表取締役の管轄下にある内部監査室が毎期監査計画を作成し、その監査計画に従って、業務監査を実施しています。結果は監査実施後、速やかに代表取締役へ報告しています。 | ― |
取締役会はさまざまな知識、経験、能力を有する者により構成すること、そして全体のバランスを考慮するとともに、適切な多様性と規模を確保するよう努めています。また、取締役会の機能向上を目的として、すべての取締役および監査役に対し、取締役会の実効性に関するアンケートを実施し回答を得ました。その回答内容を踏まえ、取締役会の実効性に関する分析・評価を実施、その結果を審議いたしました。2023年度の評価結果は多くの項目で高い評価がなされ、取締役会は有効に機能し、その役割を適切に果たしていることが確認された一方で、さらなる実効性の向上への取り組みについて、引き続き対応していくことが確認されました。今後も定期的に評価を行い、取締役会の実効性の維持・向上、および持続的な企業価値の向上を目指します。
当社の取締役報酬の決定には、取締役会決議に基づき代表取締役がその具体的内容について委任を受けるものとし、その権限の内容は、各取締役の基本報酬の額及び業績連動報酬等の額、非金銭報酬の額としています。取締役の報酬額について客観性と透明性を担保するため、2022年9月期より設置した指名報酬委員会において、取締役会からの諮問を受け、その妥当性を審議しています。なお指名・報酬委員会は、委員長および委員の過半数が独立社外取締役で構成されています。
当社グループでは、セクハラ・パワハラの防止や腐敗防止、均等な機会等の人権方針を定めていますが、万が一そのような事態が発生した際は通報することができます。
その通報先や方法は社内イントラに掲載、周知徹底されており、利用したい従業員はその雇用形態に関わらず誰でも、利用することができます。
相談内容は希望に応じて匿名で社内相談窓口または外部弁護士、監査役、取締役に連絡ができ、相談者が特定されることや不安に感じることがないように、相談者保護を徹底したうえで助言・措置・事実関係調査が行われます。
なお、重大な法令違反行為や粉飾決算が疑われる行為、会社資産の使い込み、重大な社内規則違反行為、重大なセクハラ・パワハラ行為などに関する事案が発生した場合は、守秘義務を順守のうえ、速やかにリスク・コンプライアンス委員会等に連携されます。
適性な仕組みを定め、不正行為等の早期発見と是正を図り、コンプライアンス経営の強化に努めております。
1.目的
インソースグループ(以下、「当社グループ」という)は企業理念および行動指針に基づき持続可能な社会の発展に貢献するため、企業活動のあらゆる場面において、腐敗行為(贈収賄、横領、背任、利益供与の強要、社会通念を超えた接待・贈答等の提供・受領等、権限 を濫用して不正な利益を得ること)を禁止いたします。本基本方針を制定することで、ステークホルダーのみなさまの信頼を確保することを目的としています。
2.適用範囲
本方針は、当社グループすべての役員及び従業員(パートタイム・アルバイト含む)に対し、適用されます。また当社グループは、取引先、ビジネスパートナーに対して本方針を遵守していただくことを求めます。
3.適用法令の遵守
当社グループは、事業活動において適用される国内外のすべての腐敗防止に関連する法令、本基本方針及び社内ルール(以下、「法令等」という)を遵守します。また、これらの改定にも適切に対応いたします。
4.腐敗行為の禁止
当社グループは、能動的・受動的の別を問わず、自らの意志または勧誘を受けた後に、贈答品や何らかの利益(賄賂)を提供、または申し出る行為を行いません。また、国内外を問わず、あらゆる利害関係者に対して、不当・不正な利益を得る目的をもって、金品、その他の利益や便宜の授受などの違法な行動および不当な利益の追求を行いません。
5.組織体制
当社グループは役員及び従業員、取引先、ビジネスパートナー等を含む関係者に対して、本方針の周知徹底を行います。同時に、リスク・コンプライアンス委員会や内部通報窓口を設置し、腐敗防止関連法令、協定、ガイドライン等、および本方針に違反する行為、およびその疑いが認知された場合には、速やかに、相談、報告がなされる体制を確立します。
6.教育の実施
腐敗行為の防止に向けた倫理意識の徹底および向上、腐敗防止体制の維持・運用のために、役員及び従業員に対し定期的な教育・研修を実施・継続します。
7.モニタリングと継続的な改善の実施
当社グループは定期的な自己点検および内部監査を行い、腐敗防止体制が機能しているかを確認します。また、その結果を踏まえ、必要に応じて、本方針とその遵守手続きについて改正・改善を行います。
8.対処と厳罰
取引先や外部委託先によるあらゆる腐敗行為の事実を知った場合には、ただちに社内にて調査を行い、取引きを中止いたします。当社グループは、法令等に違反した役員及び従業員を、社内規定・就業規則等に従って厳正かつ迅速に処罰いたします。
株式会社インソース
代表取締役執行役員社長
舟橋孝之
2024年7月制定
2024 SUMMER
vol.14は「アセスメント」がテーマです。 人的資本経営の注目により「人」の価値を引き出すことが重視されるようになりました。 客観的に評価・分析することができるアセスメントを活用することで多様な人材が活躍できる人事戦略に役立てることができます。 本誌では、採用、管理職育成など様々な場面でのアセスメント活用方法についてご紹介しております。
2024 SPRING
vol.13は「リスキング」がテーマです。 ビジネスパーソンへの教育で今注目されている「リスキング」。 激動の時代に対応するためにも、組織が理想とするリスキングを確立させていくことが求められます。 本誌では、組織、個人、人事・研修担当それぞれがリスキングをどのように捉えているのか、アンケート調査などから浮彫にしていきます。
2023 AUTUMN
Vol.12は「中堅・成長企業でのDXの進め方」がテーマです。 他社リソースを上手に活用するために身につけたい「要求定義と要件定義」を解説しました。 2人の「プロの目」によるDXの取組みへのヒントに加え、身近なアプリではじめるDXを活用事例とともに紹介します。 DXお悩みQ&Aでは、中小・成長企業特有の事例を取り上げました。DXをはじめるなら「今」です。
2023 SPRING
vol.4の続刊であるVol.11は「DX革命の実践」がテーマです。 本誌の前半ではDXの課題を4段階に整理し、各段階の解決策である研修プランを掲載しています。 後半では弊社が研修を通じてDXを支援した、各企業様の事例と成果を紹介しています。自社のDX実践に際して、何がしかの気づきを得られる内容となっています。
2023 WINTER
vol.10は近年注目が高まっている「人的資本経営」がテーマです。 企業に対して非財務情報の開示が求められる中、具体的な取組み策の検討が急務となっています。 本誌では、お客さまの取組み事例や人的資本の開示項目設定、人事サポートシステムの活用についてご紹介しております。
2022 AUTUMN
Vol.9は「地域に挑戦の連鎖を生み出す」がテーマです。インソースグループのミテモ株式会社では、地場企業と想いを共有する自治体・官公庁の皆様と共に、地域経済を元気にするという難題に挑み、着実な成果をあげてきました。本号ではその豊富なソリューション実績をご紹介します。
2022 SUMMER
Vol.8は、職場で抱える様々な問題に対する「壁の乗り越え方」がテーマです。各年代ごとに抱えるキャリアや仕事への悩み、組織活性化への課題など、職場には立ちはだかる「壁」が数多くあります。そこで本誌では、「壁」の原因が何であるかを捉えて、解決方法についてご紹介しております。
2021 WINTER
vol.7は国際的に注目度が高まる「SDGs」がテーマです。SDGs推進によって企業は「顧客獲得」と「資産向上」という2つのメリットを享受できます。全社員を取り込んだ「社内向けESG」「社外向けESG」によってSDGs経営を実現し、VUCAの時代に勝ち残る方法をお伝えします。
2021 SUMMER
Vol.6は、組織の生産性向上と教育の最適化を実現する「教育DX」がテーマです。弊社が提供している次世代型LMS“Leaf”を軸に、最新のLMSの動向や、Leafを活用して教育DXを実現したお客さまの具体的事例を多数ご紹介しております。
2021 SPRING
Vol.5は、組織の共通言語としての「数字」がテーマです。厳しい環境においても組織が利益を生み出すためには、論理的な意識決定と数字に基づいた業績改善活動が重要です。本誌では、当社取引先さまが実施した経営人財向けの業績管理研修事例や、数字に基づく具体的な業績向上施策についてお伝えしております。
2020 WINTER
Vol.04はDX推進のための効果的な手法がテーマです。DXは喫緊の経営課題である一方、IT人材不足や高いシステム導入コストにより実現が難しいと捉えられがちです。そこで本誌では、今いる人材で低コストに推進するDXについてご紹介しております。
2020 AUTUMN
Vol.03は今求められる営業戦略がテーマです。コロナ禍により営業を取り巻く環境が大きく変化している中、今こそ営業を変革するチャンスです。データやITを活用した「営業DX」を実践するなど、営業戦略を転換することが業績回復のカギとなります。
2020 SUMMER
Vol.02は、組織の新たな未来を描いて実現に導く「リーダー」がテーマです。アフターコロナ・ウィズコロナ時代、組織が生き残るためには、環境変化への即応や最適化が急務となっています。特に主体的に判断し、行動できる強いリーダーの存在こそ、危機を突破する力になります。
2020 SPRING
Vol.1は、「個」を見る人材育成がテーマです。イマドキ世代の育て方に悩みをもつ組織が多くあります。全員一律ではなく、個人の特性を見極めた教育により、能力を引き出し、生産性を高めることができます。また、適正に合わせたIT教育により、組織内部の人材でDXを実現することも可能です。
E(環境)
S(社会)
事業を通じた社会との繋がり
人的資本の向上
地域社会との共創
G(ガバナンス)