SDGs推進が人類共通の課題となり、環境や人権に配慮して企業活動を行うことが重要になりました。SDGs実現のためには今までの社会の考え方、仕組み、行動様式を変え、ESG(環境、社会、ガバナンス)を踏まえた活動をしていく必要があります。
そのためには、社会全体の人がSDGsについて理解し、自らの仕事の中で主体的にESGを踏まえた仕事ができることが重要です。自らの行動を変え、企業や組織の行動までスピード感を持って変えることはとても困難ですが、ESG推進の先駆けとなることが日本にとっても企業にとっても最大のチャンスです。一番早く変化すれば大きな成果が得られるのは確実です。
企業は今までのやり方にとらわれず、ESG(環境、社会、ガバナンス)に配慮した製品・サービスを着想し、企業活動を進める必要があります。そのためには優秀な人材の育成が必要になります。つまり、SDGs推進の鍵は人的資本の高度化にあるといえます。
知識の上でのSDGs、ESG理解に加え、研究開発力や商品企画力の強化、DX推進によるコストダウン、収益向上、組織と個人の営業力強化等を同時に推進できる人材の育成が求められるということになります。まさにこれは社会人教育であり、当社の提供サービスそのものです。日本における社会人教育のトップランナーとして、決意も新たに社会全体の人的資本の高度化を担っていきたいと考えています。
当社のパーパスは「社会課題を一つでも多く解決すること」です。社会人教育を通じて、日本の企業や組織がESGを推進する支援に加えて、当社は自社の持つ、新規事業開発力、営業力、IT力を活かして、CO2削減、貧困・格差の拡大防止にも挑んでいこうと考えています。現在行っている取り組みとしてテキストの電子化や福祉団体の商品を集めたECサイト「mon champ(モンシャン)」の運営、生理の貧困対策支援プロジェクトなどがあります。また再生可能エネルギーの自前確保にも今後数年をかけて取り組んでまいる予定です。
社会のあらゆる課題に対して経済合理性と両立する革新的な方法を生み出し、一つでも多く解決していくことが当社の使命だと考えています。また、当社はドラスティックな環境変化こそ提供価値を見直すことのできる機会であると捉え、社会的価値を提供する事業や取り組みを拡大させながら、持続的な業績(Performance)向上を実現するESG+P経営を推進してまいります。
2021年10月には障がいのある方の待遇や施設環境の改善・向上を目指して、福祉団体の商品を集めたECサイト「mon champ(モンシャン)」を開設しました。高品質でありながら、販売機会の限られる福祉施設の商品を販売するインソース内のサイトです。まだまだ売上は僅かですが、今後当社の売る力を全開にして販売量を拡大してまいりたいと考えています。
2022年2月から生理の貧困対策支援プロジェクトを開始しました。生理用品が入手できないことで学校に行けないお子さまや生活に支障が出ている皆さまが大勢いることが最近知られるようになってきました。当社では3万社以上の民間企業のお取引先から寄付を募り、1千以上の自治体や社会福祉団体に生理用品を提供することで、生理の貧困対策支援を進めていきたいと考えています。まだまだ寄付先および提供先は少数ですが、今後こちらも活動のスピードアップを図ってまいりたいと考えています。
当社は研修会社であり、研修効果を高めるためテキストに紙を利用しています。年間の受講者は約人()、A4用紙1枚あたり7gのCO2が排出されるので、年間で考えると相当の排出量となります。その対策として2022年4月から電子テキストの提供サービスをスタートいたしました。
また、全国にヶ所以上の事業所があり、拠点数は年々増加しています。窓の断熱化などを通じて冷暖房の削減を徹底的に実施しています。
E(環境)
S(社会)
事業を通じた社会との繋がり
人的資本の向上
地域社会との共創
G(ガバナンス)