スローガンをうまく活用する! ~「センター」力の向上(3)
メンバー全員が一丸となって、同じ方向を向いて働くことは、センター力向上に欠かせません。
センターの目標・目的をわかりやすく感じることのできるスローガンについて考えてみましょう!
- 目次
スローガンは強いメッセージ
一般的にセンターには「目的」や「目標」があります。
管理者側で決めるものであっても、その「目的・目標」を実際に担うのはメンバー自身です。
「頭に入りやすく、繰り返し表現される」スローガンの存在は、メンバー一人一人が目指すものをよく理解し、そして納得するために非常に重要です。
・数値的な目標
・「どうなること」がこの組織において重要なのか
・目的を達成するために、自分たちに求められることは何なのか
こういった要素を端的に表すスローガンが存在することは、センターの目的を自然と浸透させていくことになります。
スローガンの作成方法とポイント
1、「誰に」「何を」伝えるスローガンなのか?
作成者がスローガンの作成目的を理解し、整理しましょう。世の中にはスローガンが溢れていますが、そのどれもが個別の「目的」「対象」を持っています。対象者や目的をハッキリさせることが、浸透しやすいスローガンのポイントです。
2、センターの課題は何か?
課題となっていることを洗い出し、確認します。「出来ていないこと」を「出来るようにする」ために必要なメッセージは何か?という視点は、その組織にあったスローガンの作成に有効な方法です。
3、マネジメント層だけで作らない
マネジメント層だけでスローガンを作る場合は、下記の点に気を付けましょう。
・実際にスローガンを実行する人が違和感のないものに
マネジメント側だけでスローガンを決めてしまうと、実態とズレがあるものや、受け入れづらい内容になってしまう可能性があります。SVや現場に関わりが深い人の意見を取り入れましょう。
・愛着を感じるメッセージに
作成が目的ではなく、「メッセージが伝わること」が目的です。多くのマネジメント・リーダー層が作成に関わることで、本当に意味を理解し、おしきせのメッセージではなくなります。人は自分が作成に関わったものに愛着がわきます。
活用方法
せっかく作成したスローガンを浸透させるために、どんどん活用しましょう。
・センター内に大きく貼り出す
・配布資料のヘッダーに入れる
・社内用メールの署名に入れる など
臆することなく使っていくことで、それが自然になっていきます。
スローガンは、センターで働く一人一人への「私たちはこうなりたい」、「あなたたちにこんな風になってほしい」というメッセージです。
想いを込めて作成・活用していきましょう。