今後、お客様やビジネスパートナーとのやり取りがデジタル化されるDX(デジタルトランスフォーメーション)が大きく進展することが見込まれています。このDXにおける要求分析は、お客様やパートナーに、どのようなサービスを提供するかというビジネスモデリングからはじめて要求分析につなげるプラクティスが必要とされます。ところが、この要求分析プラクティスには、業務プロセス分析にもとづいた業務設計から始めるという最初のステップが欠落していることがよくあります。結果、個別の要求にとらわれて全体的な整合性を欠いた要求分析を行うことになります。このコースでは、ビジネスモデリングからはじめて、業務プロセス分析からの業務設計の成果にもとづく要求分析モデリングの方法をワークショップで実践します。加えて、複数の要求分析モデルを相互すりあわせすることで、「もれがなくだぶりがない」要求分析モデルの実現もめざします。