Webサイト制作やアプリの開発、あるいはマーケティング施策の検討など、今やどんな業務においても「ユーザーの心理を理解する」ことが必須となりました。ただ、ファクト(事実)を充分に集めることをせず、「ユーザーはこう思う“だろう”」という推測だけで仮説を立てて施策を進めてしまうと、成果があまりパッとしなかったり、ユーザーの求めていることがよくわからなかった、という結果になります。またWebマーケティングの分野においては、Google アナリティクス 4などの定量データだけを分析しても、ユーザーの肌感覚がわからないために、数字からうまく洞察を得られないという問題につきあたります。
そこでWeb担当者の学校では、顧客インサイト(消費者の隠れた心理)を明らかにする専門技術「UXリサーチ」の具体的な手法を実践的に学べる講座を開催いたします。今回開催する「UXリサーチ実践講座」では、顧客インサイト発見のためのファクトを収集する方法として「ユーザーインタビュー」と「ネットリサーチ」、インサイトの分析方法については「KA法(本質的価値抽出法)」を講義とワークショップで体系的に学び、ユーザーのインサイトにたどりつくためのルートを一通り体験していただき、実務で使うためのノウハウを2日間で身につけます。
講師を務めるのは、UXデザインの第一線で活躍する日本ウェブデザイン株式会社の羽山 祥樹(はやま よしき)氏。講座内ではユーザーインタビューに加えて、講師オリジナルのファクト収集方法として「かんたんなネットリサーチ」についても解説。また分析手法としては親和図法の一種である「KA法」をオンラインホワイトボードなども使いながらグループワークで実践していき、ユーザー調査から見いだした「出来事」を「心の声」「価値」と解釈を重ねることで、ユーザーの心理における本質的価値を探ります。