INTERVIEW15
経営管理部
グループ経営管理部は重要な経営資源とされるヒト、モノ、カネの「カネ」を司る部署です。 主な業務は、経営企画、M&A、バックオフィス体制などの会社の方針や計画を数字に落とし込むことです。 経営企画とは、営業実績、財務状況などを調査して経営戦略を立案、実行するもので、会社におけるお金の出入りを把握し、経営者に伝えることです。経営者はそれらの情報をもとに経営判断をするので、グループ経営管理部の仕事は、経営そのものを支えるものであるといえます。 その他、営業部の方の商談に同席したり、経理関係のテキストの作成に尽力したりすることもあります。
一番のやりがいは、経営陣と経営の話ができることです。具体的には、この事業が儲かっているのか、新しい事業の採算性はどうなのか、利益率はどれくらいなのか等を数字として算出し、経営の中枢である経営陣と共に経営について議論できることです。
また、ミテモなどの子会社では、2年目、3年目の方がひとつの会社の経理担当をしていてそこの経営会議に出席し、月の経営成績を発表しています。経営者の前でグループ経営管理部でまとめた数字の実績をもとに、こうしたほうが良いとアドバイスすることができるのです。若手の社員でも数字の根拠を示すことで、経営者に具体的な提案ができるところにやりがいを感じています。
日々新たな業務やサービス、部署、商品などが増えるので、どうすれば利益を出すことができるのかに関するフローを考えるに苦労します。インソースは特にこのサイクルが早いので、対応が難しく、数字に落とし込むのは容易ではありません。 異常なまでのサイクルの速さの例としては、コロナ禍での「オンライン研修の設備や仕組み、コンテンツの中身、請求方法まで10日以内にすべて作る」というプロジェクトがあります。その商品開発スピードの速さのおかげで、コロナ禍を乗り切ることができました。
新しい商品が出たとき、会計ルール(会社法、商法、税法)に沿ってフローを設計することはグループ経営管理部でしかできないことなので楽しさを感じています。 また会社の業績を会社内で1番最初に知ることができることも挙げられます。
その情報をいち早く経営陣に伝えて軌道修正していくのか、現状のままいくのか議論することができるのもやりがいがあり、楽しいです。 その他には、決算を発表したことによって発生する株価の上がり下がりを見て、会社の成長を実感する時です。会社の成長に寄り添いながら仕事ができるのはとても楽しいです。
ESG※の対応を社内一丸となって進めることです。 具体的には、グループ経営管理部は、書類を作成することが多いので、ペーパーレス化に取り組み、書類作成の仕組みから変えていきたいと思っています。現在は、様々な部署を巻き込んで取り組んでいくための仕組みを設計している段階です。
他にも、部署メンバーの決算や会計ルール等の専門知識の取得を促進させることに挑戦したいです。 研修会社なので、様々な研修を受講して知識をつけていきたいと思います。
※ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取って作られた言葉
インタビュー後記
今回、経営管理部は会社にまつわるあらゆる数字を解析し経営を支える部署であることが分かりました。 バックオフィス業務を主に行う部署であるイメージが強かったのですが、まとめた資料を経営陣に共有し、経営について議論するところまで含まれていることを知り、社内でも重要度の高い部署であると感じました。
その一方で、会社の重要な数字を取り扱うことがあるため、機密性が高く、社外での会話にかなり気を使わなければならないとのことで、非常に責任ある仕事だということもわかりました。