インソース新人の「Python研修」体験記 vol.4
はじめまして、Python学院プロジェクトメンバーの米と申します!
いよいよこの7月、インソースでは「Python学院」を立ち上げることになりました。
そこで「インソース新人のPython研修 受講体験記シリーズ」第4弾として、弊社のPython研修を実際に受講した、弊社新人の声を紹介していきます。
今回紹介させていただくのは、Iさんです!
現在の仕事(I編)
現在は新入社員の仮配属先として、都内某事業所にて営業として業務を行っております。
テレアポや事務業務以外にも、上司の訪問に同行して実際にお客さまにお会いするなど、初めてのことだらけの刺激的な日々を過ごしております。
入社前のITへの意識
さて、今回入社後の研修としてPythonについて受講した私ですが、まずは受講前のITやプログラミングへの意識について触れておきます。
結論から言うと、非常に強く苦手意識を持っておりました。
きっかけは大学4年に受講した「インターネットについて」の講義。プロバイダー、IPアドレス、サーバー...... カタカナばかりの、有形でなくとらえどころのない用語がたくさん出てきて、何度資料を読んでも全く理解できない状況でした。
この講義をきっかけに、「IT系は向いていない!」と認識し、就職活動の候補からもIT企業を除外してしまいました。今考えると、非常にざっくりとした認識で自分の可能性を小さくしてしまったのだと、少し後悔しています。
実際に受講して
インソースへ入社後、新人研修として受講したのは「AI開発基礎コース」。
3つあるコースの中から本コースを選んだ理由は「一番長くて難しそうだったから」。せっかく業務として受講できるのならば、一番学べるものが多そうなコースを選ぼう! と、苦手意識があるわりにはチャレンジングな選択をいたしました。
ここからは、コース内の各プログラムを受講しながら「苦手意識を持っていた素人が何を感じ学んでいたか」を、当時の日報を振り返りながらご紹介いたします。
リアルな感想から、研修の雰囲気を感じ取っていただければ幸いです!
・1日目:「システム・IT理解研修」
《日報抜粋》
ITを学ぶことは、自分がシステムやプログラミングを扱えるようになることだけに必要なのではなく、「エンジニアに依頼する際に正確に伝えること」「業務改善のための考え方を身に着けること」にも役立つと学んだ。
システム・IT理解研修は、DX人材になるための入り口の研修です。
「なんとなく聞いたことがある」様々な用語を理解し、それらがどのように使われているのか、さらに自社でどのように活かせるのかを考えるワークが多くあります。
同じグループでワークを行った様々な業界の方が、自社内の業務効率化に向けて、できそうなことをたくさん挙げていたことが印象に残っています。
・2~3日目:「データベース研修」
《日報抜粋》
学んだのは「①データベースは身近なものである」「②ベテラン、新人関係なくバグは起こる」ということだ。IT関係に苦手意識を強く持っていたが、実際のエンジニアである講師のお話から、気負いすぎず、ミスを恐れず練習することが大切だと学んだ。
最初は苦手意識をもっていたことも、丁寧に学び、理解し、やってみるということを繰り返せば、楽しく感じることができると、この2日間で学んだ。
この研修は、データベース言語:SQLを学びながら、データベースから必要な情報を入手するための操作ができるようになる研修です。
この日初めて「コードを書く」という経験をしたため、日報内容はマインド面の学びとなってしまいました。今から振り返るとシンプルなコードでしたが、やはり最初は難しさもありました。
ただ同時に、自分の書いたコードがパソコンを動かして結果が出力されることに楽しさを感じ始めました。
・4~5日目:「アルゴリズム研修」
《日報抜粋》
これまでは当たり前にできたこと(例:5つの数字の中から最大値を選ぶ)や数学を用いて解いてきたこと(例:100までの整数の合計値)を、一から手順を考え、言語化することは、非常に難しく感じた。
また、フローチャートの意味を説明するワークも多く、論理性や説明力が求められる研修だった。
この研修は、業務やプログラムを書く際の流れ(フロー)である「アルゴリズム」について学習する研修です。
アルゴリズム研修は、コースの中で最も難しく感じた研修です。日報に書かれていることも難しい要因ではありますが、最も難しく感じた根本的な理由は、「正解がわからない」ことでした。
研修では紙にアルゴリズムを書いて答えを発表しあうというワークがありましたが、実際の業務では、コードを書いて実行してみるまでアルゴリズムが正しいのか答えはわかりません。エラーが出てくれることがありがたく感じる研修でした......。
・6~8日目:「Python研修(3日間)」
《日報抜粋》
コードの書き方は理解していても細かなミスが多く、時間内に終わらないことが続いた。速さと正確さが課題であると実感したため、タイピング練習をする。
演習問題を解く中で、Pythonのコードを書くことに精いっぱいになっており、アルゴリズムをつくる段階を考えていなかったことに気づいた。個々の研修なのではなく、つながりを意識しなければならない。
本研修は、Pythonの書き方・使い方の基本的な部分を非常に丁寧に学べる研修でした。
コードが複雑になることで難しさはアップしましたが、それらを理解して実行できたときに達成感を感じられるようになりました。(また個人的に、この研修を機にタイピングに力を入れはじめ、あるサイトのタイピング判定では研修期間中に「C」から「A+」になりました!)
・9日目:「ビジネスデータの分析研修」
《日報抜粋》
データ分析の基本やデータの読み方、相関分析と回帰分析について学んだ。簡単な操作から多くの考察が可能になるツールだと学んだので、テレアポの数値データなどを分析し、自分の目標設定に役立てたい。
本研修では、統計の基礎である「相関係数」と「回帰分析」を学習し、社内に眠るデータの有効活用を実現できるための知識を身につけます。
上司曰く、本研修はDX研修の入り口としてよく名前が挙がるそうです。「業務改善のためにデータを分析する方法」を学ぶ研修でした。
・10~14日目:「AI開発基礎研修(5日間)」
《日報抜粋》
常に「今扱っているデータは1次元/2次元か」「何のためにこの処理をしているのか」ということを意識しながらプログラムを書かないと、理解は深まらない。これはすべての業務につながることだと考える。自分の業務の目的・現状を常にとらえながら行動する癖を、まずはこの研修から身につけたい。
苦手意識を持っていたITだったが、楽しさや業務に取り入れることのメリットなど、多くのことを学べた。受講した経験が無駄にならないよう、どう活かすか考え続けていく。
コースの総まとめとなる研修が、このAI開発基礎研修でした。本研修では、Pythonを用いてプログラムを作り、データ分析や手書き文字を認識するAIを作成いたしました。
5日間で学んだ内容はここではとても書ききれないので割愛しますが、プログラミング以外にも必要な意識を多く身につけられました。
何より、学んできたことをフル活用して臨んだ「手書き文字認識コンテスト」では、コードを書く中で自分の力だけで解決できた部分が多く、達成感と学ぶことの楽しさを感じました。
その後
Python研修を受講して感じたことを簡潔に3つにまとめます。
① 新しい知識を身につけることは楽しい!
② 目的が明確になればなるほど、学ぶモチベーションもアップ
③ Python以外のことについても学びが多い
①は新入社員の自分ですら感じていることなので、社会人としての経験が長い方ほど、全く知らないことを学ぶ楽しさはより感じることができるのではないでしょうか。苦手意識を持っている方でも、全く知識のない方でも、きっと楽しめると思います。
②はどのようなことでも当てはまると思います。成果物としてでも、個々人の目標でも、「これを達成する」という目標をもってDX化に取り組むことが一番効率的に楽しく学べる方法だと感じます。
③は、これまで掲載した私の日報からもわかる通り、プログラムの書き方だけではない "様々なこと" を学びました。(例えば「現状把握の大切さ」「業務の流れを考えること」「タイピング技術」など)
本日は、研修の内容を少しでもイメージしていただくために、リアルな受講者の声として私の日報とともに感想をお伝えしてまいりました。
ほかにも様々なコースやIT研修を取り扱っておりますので、ぜひ インソースのWEB などから覗いていただければ幸いです! ここまで読んでいただきありがとうございました。
さいごに、「Python学院」に関するWEBもございますので、ぜひご一読ください!
「Pythonを使える人材を多く輩出する」という使命を果たすために、これからもどんどん面白いコンテンツや企画を作っていくので、応援をどうぞよろしくお願いいたします!!!
(「Python学院」プロジェクトメンバー 米)
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