vol.09
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業務改善にも役立つ!Pythonの特徴と学ぶべき理由
今回のメルマガのテーマは
「Pythonの特徴と学ぶメリット」でございます。
昨今、至る所で「DX」というワードを見聞きするようになりました。
世の中のあらゆるものがデジタル技術により急速に変化していく中で、
「プログラミング」ができるかどうかは、人材価値に大きく関わってきます。
また「組織に、プログラミングが分かる人材がどれだけいるか」は、
組織のDX、市場での競争力に大きく影響します。
弊社では、個人の人材価値の向上、また組織の競争力の向上をITで実現するために、
プログラミング言語「Python」の学習をオススメしています。
現役エンジニアの方にもオススメをしますが、特に
「プログラミング経験がない、文系人材」
に強くオススメをします。
文系理系、プログラミング経験ありなし問わず、組織でPythonを扱える人材を
何名か育てることができれば、組織のDXは大きく加速します。
つまり、組織は大きく変わります。
様々な調査で「プログラミング言語人気ランキング」トップ5に入る
大人気の「Python」ですが、特徴や学ぶメリットなどがいまひとつ
理解できないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「Pythonの特徴と学ぶメリット」というテーマで
お話をしていきます。
当メルマガが、個人の人材価値を大幅に向上させ、また組織のDXを強力に
推し進めるツール「Python」を学習するきっかけになれば幸いでございます。
(約5分で読めます)
~~~~~~~~~目次~~~~~~~~~
1. Pythonとは、いったい何か
2. Pythonを学ぶメリット
3. 最後に
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1. Pythonとは、いったい何か
当メルマガの読者の中には、Pythonの特徴や、具体的に何ができるかなど
把握されている方も多いかと思います。
ただ、言葉では分かっているけど、他の言語との違いや、業務自動化で
よく使われるExcelマクロ、RPAと比べて学ぶメリットなどがいまひとつ
理解できていない方も多いかと思います。
ここでは、Pythonの特徴について大きく3点、ご紹介をいたします。
(1)書籍やインターネット上に情報が多いため学習がしやすく、
Pythonは非常に人気の言語であり、学習者・開発者が世界中に数多く存在します。
それに伴い、様々な目的ごとに書籍が大量に存在し、またインターネット上にも
膨大な量の情報が存在します。
世界中の多くの個人・企業・コミュニティがブログ等で情報を発信しており、
「Pythonで○○を実現したい」と考えた時に、調べれば実現のためのたいていの
情報は見つかります。
また学習サイトも充実しており、入門者から初心者へのステップアップを
スムーズに行うことができます。
学習がしやすいことに加え、何か実際に実用的な自動化ツールを作る際に、
エラーが発生しても解決がしやすいことも特徴です。
プログラミングには、エラーが付き物です。
エラーが発生した時に、そのエラーをいかに短い時間で解決できるかが重要ですが、
Pythonはインターネット上にそれぞれのエラーごとの対策方法が大量に存在するため、
調べればすぐに解決できることがほとんどです。
特に、Python初学者が起こすエラーのほとんどは、インターネットで調べれば
すぐに解決できます。
例えばExcelの「VBA」は、「Excel」操作を自動化するものです。
Excelの操作のみ自動化したい場合には有効ですが、応用範囲が広いわけではなく、
例えば他のシステムと連携させたり、VBAを用いてアプリやAIが開発できたり
するわけではありません。
他にも「GAS(Google Apps Script)」は
Googleのサービス(Googleドライブ、Googleマップ、Google翻訳)と連携して、
操作を自動化するものです。
それに対してPythonでは、あらゆる目的に対して使うことが可能です。
例えばPythonでは、以下のようなことが可能です。
・Officeソフトの自動操作(Word、Excel、PowerPointなど)
・Web上からの情報収集自動化(スクレイピング)
・Webアプリの開発
・スマホアプリの開発
・デスクトップアプリの開発
・AI(機械学習、ディープラーニングなど)ツールの開発
・データ分析
応用範囲が広いため、例えばExcel操作の自動化のためにPythonを学習したら、
Pythonが使いこなせるようになり、気付いたらWebアプリやAIツールの開発が
できるようにもなっているということもあります。
Pythonには「ライブラリ」と呼ばれる、目的ごとに便利な機能をまとめた「ツール」が
大量に存在しています。
例えばExcel操作の自動化を行うためには「openpyxl」というライブラリを使いますが、
これを使えば非常に簡単にExcel操作の自動化を行うことができます。
開発者がよく使うであろう便利な機能を、様々な個人・企業・コミュニティが開発し、
それを無料で公開してくれています。
このライブラリというツールを使うことで、自分でゼロからプログラムを書く手間を
省くことができます。
そのため、初学者でも「高度で複雑な機能」を簡単に作ることができます。
2.Pythonを学ぶメリット
Pythonの特徴は分かったけど、Pythonを学ぶことで具体的にどんなメリットがあるか
理解できていない方も多いかと思います。
ここでは、Pythonを学ぶメリットについて大きく4点、ご紹介をいたします。
多くの方にとってPythonを学ぶメリットは、これです。
「現場のこの業務を自動化したい!」という明確な目的を持ったうえで
学習を始められる方も多いでしょう。
特に、「反復・繰り返しの定型・単純作業」の自動化・効率化で
大きな効果を発揮します。
業務の自動化・効率化ができるようになれば、
「作業時間の短縮」「人件費の削減」「ヒューマンエラーの削減」などが
実現できます。
今まで毎日30分かかっていた業務を自動化して3分で終わるようにできれば、
月20営業日だとした場合「20日 × 27分 = 540分(9時間)」もの労働時間の
削減になります。
これを自分だけでなく、例えば組織の100名の業務を同じように自動化できれば、
「9時間 × 100人 = 900時間」もの労働時間の削減になります。
ビジネス上で何かアイデアを思い付いた時、実現のためには多くの場合、
何らかの形でIT技術を介入させることになります。
プログラミングができるようになれば、アイデアを形にするために自分自身で
手を動かして自動化ツールやアプリなどを作ることができます。
また自分自身が手を動かさなくても、自社のシステム部門や外部の開発会社などに
適切な開発依頼を行うことができるようになります。
今まで「プログラミングを行い、何かツールを作る」というところから
避けてきた方も、アイデアを形にするための強力な「武器」を装備できます。
プログラミングを行うためには、課題を解決するための手順である「アルゴリズム」を
作成する必要があります。
アルゴリズムとは、簡単に言うと「手順」のことです。
先に課題を解決するための手順(アルゴリズム)を作り、
その手順に沿ってプログラミングを行います。
この「手順を考える力」は、プログラミングにおいてのみでなく、
ビジネスのあらゆる課題解決のために重要です。
「論理的思考力」などとも言い表されます。
「課題解決のための具体的な方法を考えること」に苦手意識を持っている方も、
Pythonの学習を通して苦手を払拭することができるかもしれません。
世の中のあらゆるものは、デジタル技術によって成り立っています。
朝目覚めて、携帯で時間を確認します。
テレビを付けて、ニュースに目を通します。
身支度して、仕事場に向かうために家を出ます。
道中、電子看板に天気や日経平均株価が表示されています。
会社に着いたら、カードをかざして出勤の打刻を行います。
普段あまり意識することはないかもしれませんが、私達の生活は間違いなく
デジタル技術の活用により成り立っています。
プログラミングができるようになれば、自分で自動化ツールを作れるように
なります。
それを通して、デジタル技術によって動作している世の中のあらゆるものについて、
裏側でどのようなことが行われているのかをイメージすることができるようになります。
「ITの知識が乏しく、ITの知識がある人とうまくコミュニケーションを
取れない場面が多い」という方も、ある程度話の内容が分かるようになり、
円滑にコミュニケーションを取ることができるようになるでしょう。
また、日々のIT関連のニュースをより深く理解できるようになり、
より質の高い知識のインプットができるようになります。
3.最後に
ここまで、Pythonの特徴と学ぶメリットについてご紹介をいたしました。
Pythonを個人として学ぶことで、間違いなく大きな人材価値の向上を実現できます。
また組織の何名かが使えるようになれば、組織のDXは強く推し進められます。
個人の人材価値の向上、また組織のDX推進による競争力の向上を実現するために、
ぜひPythonを学習していただければと思います。
このメルマガの内容が、Python学習を後押しし、また組織のDX推進に少しでも
お役立ちできましたら大変嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
「インソースのPythonマガジン Vol.9」は、これで以上となります。
このメルマガでは今後も、Python学習に関するお役立ち情報、また社内のDX化を
主導するための具体的な方法や、弊社や他社のPython活用の事例など、
ビジネスの現場で真に活かせる有益な情報の提供を行ってまいります。
それでは、次回もお楽しみに!
関連研修
「Pythonの特徴と学ぶメリット」でございます。
昨今、至る所で「DX」というワードを見聞きするようになりました。
世の中のあらゆるものがデジタル技術により急速に変化していく中で、
「プログラミング」ができるかどうかは、人材価値に大きく関わってきます。
また「組織に、プログラミングが分かる人材がどれだけいるか」は、
組織のDX、市場での競争力に大きく影響します。
弊社では、個人の人材価値の向上、また組織の競争力の向上をITで実現するために、
プログラミング言語「Python」の学習をオススメしています。
現役エンジニアの方にもオススメをしますが、特に
「プログラミング経験がない、文系人材」
に強くオススメをします。
文系理系、プログラミング経験ありなし問わず、組織でPythonを扱える人材を
何名か育てることができれば、組織のDXは大きく加速します。
つまり、組織は大きく変わります。
様々な調査で「プログラミング言語人気ランキング」トップ5に入る
大人気の「Python」ですが、特徴や学ぶメリットなどがいまひとつ
理解できないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「Pythonの特徴と学ぶメリット」というテーマで
お話をしていきます。
当メルマガが、個人の人材価値を大幅に向上させ、また組織のDXを強力に
推し進めるツール「Python」を学習するきっかけになれば幸いでございます。
(約5分で読めます)
~~~~~~~~~目次~~~~~~~~~
1. Pythonとは、いったい何か
2. Pythonを学ぶメリット
3. 最後に
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1. Pythonとは、いったい何か
当メルマガの読者の中には、Pythonの特徴や、具体的に何ができるかなど
把握されている方も多いかと思います。
ただ、言葉では分かっているけど、他の言語との違いや、業務自動化で
よく使われるExcelマクロ、RPAと比べて学ぶメリットなどがいまひとつ
理解できていない方も多いかと思います。
ここでは、Pythonの特徴について大きく3点、ご紹介をいたします。
(1)書籍やインターネット上に情報が多いため学習がしやすく、
また課題の解決がしやすい
Pythonは非常に人気の言語であり、学習者・開発者が世界中に数多く存在します。
それに伴い、様々な目的ごとに書籍が大量に存在し、またインターネット上にも
膨大な量の情報が存在します。
世界中の多くの個人・企業・コミュニティがブログ等で情報を発信しており、
「Pythonで○○を実現したい」と考えた時に、調べれば実現のためのたいていの
情報は見つかります。
また学習サイトも充実しており、入門者から初心者へのステップアップを
スムーズに行うことができます。
学習がしやすいことに加え、何か実際に実用的な自動化ツールを作る際に、
エラーが発生しても解決がしやすいことも特徴です。
プログラミングには、エラーが付き物です。
エラーが発生した時に、そのエラーをいかに短い時間で解決できるかが重要ですが、
Pythonはインターネット上にそれぞれのエラーごとの対策方法が大量に存在するため、
調べればすぐに解決できることがほとんどです。
特に、Python初学者が起こすエラーのほとんどは、インターネットで調べれば
すぐに解決できます。
(2)応用範囲が広い
プログラミング言語の中には、ある特定の目的においてのみ使えるものが多いです。例えばExcelの「VBA」は、「Excel」操作を自動化するものです。
Excelの操作のみ自動化したい場合には有効ですが、応用範囲が広いわけではなく、
例えば他のシステムと連携させたり、VBAを用いてアプリやAIが開発できたり
するわけではありません。
他にも「GAS(Google Apps Script)」は
Googleのサービス(Googleドライブ、Googleマップ、Google翻訳)と連携して、
操作を自動化するものです。
それに対してPythonでは、あらゆる目的に対して使うことが可能です。
例えばPythonでは、以下のようなことが可能です。
・Officeソフトの自動操作(Word、Excel、PowerPointなど)
・Web上からの情報収集自動化(スクレイピング)
・Webアプリの開発
・スマホアプリの開発
・デスクトップアプリの開発
・AI(機械学習、ディープラーニングなど)ツールの開発
・データ分析
応用範囲が広いため、例えばExcel操作の自動化のためにPythonを学習したら、
Pythonが使いこなせるようになり、気付いたらWebアプリやAIツールの開発が
できるようにもなっているということもあります。
(3)ビジネス現場で業務改善を行うにあたり、よく使う便利な機能が簡単に使える
Pythonには「ライブラリ」と呼ばれる、目的ごとに便利な機能をまとめた「ツール」が
大量に存在しています。
例えばExcel操作の自動化を行うためには「openpyxl」というライブラリを使いますが、
これを使えば非常に簡単にExcel操作の自動化を行うことができます。
開発者がよく使うであろう便利な機能を、様々な個人・企業・コミュニティが開発し、
それを無料で公開してくれています。
このライブラリというツールを使うことで、自分でゼロからプログラムを書く手間を
省くことができます。
そのため、初学者でも「高度で複雑な機能」を簡単に作ることができます。
2.Pythonを学ぶメリット
Pythonの特徴は分かったけど、Pythonを学ぶことで具体的にどんなメリットがあるか
理解できていない方も多いかと思います。
ここでは、Pythonを学ぶメリットについて大きく4点、ご紹介をいたします。
(1)あらゆる業務の自動化・効率化ができるようになる
多くの方にとってPythonを学ぶメリットは、これです。
「現場のこの業務を自動化したい!」という明確な目的を持ったうえで
学習を始められる方も多いでしょう。
特に、「反復・繰り返しの定型・単純作業」の自動化・効率化で
大きな効果を発揮します。
業務の自動化・効率化ができるようになれば、
「作業時間の短縮」「人件費の削減」「ヒューマンエラーの削減」などが
実現できます。
今まで毎日30分かかっていた業務を自動化して3分で終わるようにできれば、
月20営業日だとした場合「20日 × 27分 = 540分(9時間)」もの労働時間の
削減になります。
これを自分だけでなく、例えば組織の100名の業務を同じように自動化できれば、
「9時間 × 100人 = 900時間」もの労働時間の削減になります。
(2)自らのアイデアを形にする能力が高まる
ビジネス上で何かアイデアを思い付いた時、実現のためには多くの場合、
何らかの形でIT技術を介入させることになります。
プログラミングができるようになれば、アイデアを形にするために自分自身で
手を動かして自動化ツールやアプリなどを作ることができます。
また自分自身が手を動かさなくても、自社のシステム部門や外部の開発会社などに
適切な開発依頼を行うことができるようになります。
今まで「プログラミングを行い、何かツールを作る」というところから
避けてきた方も、アイデアを形にするための強力な「武器」を装備できます。
(3)アルゴリズムを形にする能力が身に付き、課題解決力が高まる
プログラミングを行うためには、課題を解決するための手順である「アルゴリズム」を
作成する必要があります。
アルゴリズムとは、簡単に言うと「手順」のことです。
先に課題を解決するための手順(アルゴリズム)を作り、
その手順に沿ってプログラミングを行います。
この「手順を考える力」は、プログラミングにおいてのみでなく、
ビジネスのあらゆる課題解決のために重要です。
「論理的思考力」などとも言い表されます。
「課題解決のための具体的な方法を考えること」に苦手意識を持っている方も、
Pythonの学習を通して苦手を払拭することができるかもしれません。
(4)あらゆるITシステムについて、動作の裏側をイメージできるようになる
世の中のあらゆるものは、デジタル技術によって成り立っています。
朝目覚めて、携帯で時間を確認します。
テレビを付けて、ニュースに目を通します。
身支度して、仕事場に向かうために家を出ます。
道中、電子看板に天気や日経平均株価が表示されています。
会社に着いたら、カードをかざして出勤の打刻を行います。
普段あまり意識することはないかもしれませんが、私達の生活は間違いなく
デジタル技術の活用により成り立っています。
プログラミングができるようになれば、自分で自動化ツールを作れるように
なります。
それを通して、デジタル技術によって動作している世の中のあらゆるものについて、
裏側でどのようなことが行われているのかをイメージすることができるようになります。
「ITの知識が乏しく、ITの知識がある人とうまくコミュニケーションを
取れない場面が多い」という方も、ある程度話の内容が分かるようになり、
円滑にコミュニケーションを取ることができるようになるでしょう。
また、日々のIT関連のニュースをより深く理解できるようになり、
より質の高い知識のインプットができるようになります。
3.最後に
ここまで、Pythonの特徴と学ぶメリットについてご紹介をいたしました。
Pythonを個人として学ぶことで、間違いなく大きな人材価値の向上を実現できます。
また組織の何名かが使えるようになれば、組織のDXは強く推し進められます。
個人の人材価値の向上、また組織のDX推進による競争力の向上を実現するために、
ぜひPythonを学習していただければと思います。
このメルマガの内容が、Python学習を後押しし、また組織のDX推進に少しでも
お役立ちできましたら大変嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
「インソースのPythonマガジン Vol.9」は、これで以上となります。
このメルマガでは今後も、Python学習に関するお役立ち情報、また社内のDX化を
主導するための具体的な方法や、弊社や他社のPython活用の事例など、
ビジネスの現場で真に活かせる有益な情報の提供を行ってまいります。
それでは、次回もお楽しみに!