vol.26
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プログラミング初心者が挫折しない方法!
Pythonを学習した経験から挫折ポイントを解説します
今回は「プログラミング初心者が挫折しない方法」です。
でございます。
「Pythonの本は買ってみたけれど、最初の内容に躓いてしまっている......」
< という方のお力になれると思いますので、ぜひご一読ください。
(約5分で読めます)
~~~~~~~~~目次~~~~~~~~~
1. 【挫折ポイント1】変数とは何ですか?
2. 【挫折ポイント2】データ型とは何ですか?
3. まとめ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1. 【挫折ポイント1】変数とは何ですか?
プログラミング初学者が、最初に躓くポイントが「変数」に対する理解だと思います。
実際に社内へのPython教育の際に、一番多く質問が出たのは変数についてでした。
以前私がPythonを学習した際には、変数の説明がこのように記載されていました。
「変数とは、値に名前を付けて、コンピュータ上に記憶する仕組みのこと」
上記の書き方は全く間違っておりませんが、
プログラミング初学者には少々イメージが難しいと思います。
私は、変数とは「データを入れる箱」という説明がわかりやすいと思います。
Pythonでは、「変数 = データ」という書き方で、
左辺の変数という「箱」に右辺のデータを入れることができます。
例えば「a = 'Hello'」というプログラムが存在したとします。
ここでは、箱の名前が「a」で、箱に入れたデータが「Hello」になります。
箱を開けて、箱の中身を画面上に表示するためには、
「print(箱の名前)」という命令を使います。
「print(a)」で開ける箱の名前を指定してあげると、画面上に「Hello」が表示されます。
箱は何個作成しても問題ありません。また、何個箱を開けても問題ありません。
「A = 'Hello'」以外にも「b = 'World'」というプログラムが存在した場合、
「print(b)」と記載すれば「World」が画面に表示されます。
変数は足し算を行うことが可能です。
後述するデータ型が、「整数(小数点)型 + 整数(小数点)型」あるいは
「文字列型 + 文字列型」の場合には足し算を行うことができます。
仮に「print(a + b)」というプログラムが存在する場合は、「print(a)」という命令で、
箱から「Hello」というデータを取り出して表示し、
次に「print(b)」という命令で「World」という文字を箱から取り出し表示します。
結果的に、画面上には「HelloWorld」が出力されます。
このように、変数一つをとっても疑問に思う場面は多々あるかと思いますが、
Pythonに限らず、プログラミングの学習では「必要な時に覚える」という考え方が大切になります。
学習の際に「1から100まで全て分かっていないと次に進んではいけない」
と思う方も多くいらっしゃいますが、プログラミングに関しては
「エンジニアでも1から100まで全ては覚えておらず、必要に応じて検索している」
というのが実態です。
ですので、「すべてを理解しきらずに、必要になったらまた学習する」
という気持ちで学習を進めることをおすすめします。
2. 【挫折ポイント2】データ型とは何ですか
データ型とは、「変数に入れたデータがどのような種類か」を決めるものになります。
代表的なものは以下の4つになります。
----------------------------------------------
1 int 整数型 例 3,5 など
2 float 浮動小数点型 例 3.14 など
3 str 文字列型 例 'Python' など
4 bool 真偽値型 例 True,False など
----------------------------------------------
ひとまず、上記の4つを覚えておけば基本的な学習には問題ないと思われます。
プログラミング言語の中では、Pythonは比較的新しく作られた言語なので
「データ型」を意識しなくても、プログラムを作成することが可能です。
しかし、実際にプログラミングを作成すると、
「データの型が違います」というエラーが起こることがとても多いです。
そのような時には「type(変数の名前)」という命令を使いましょう。
「type()」という命令は、()の中に入っているデータの「型」を教えてくれます。
例えば、「a = 'Hello'」というプログラムが存在する際に
「print(type(a))」と下に記載すると「< class 'str' >」と表示されます。
この命令を使えば「あれ、あの変数にはどんなデータが入っているのかな?」
と思った際にすぐに調べることができ、エラーを起こしづらくなります。
3. まとめ
今回のメルマガは、Python初学者のお悩みをもとに、
自分が初学者の時に悩みを解決した際の考え方と、対処方法を記載いたしました。
特に変数やデータ型は、Pythonの学習本を開くと最初に習う内容ですが、
意味や対処法を理解しないとエラーが頻発する原因にもなります。
当社のPython研修では「本では解説されない、受講者の躓きポイント」も
網羅した内容となっておりますので、「プログラミングを学ぶのは初めて」
という方でも安心してご受講いただけます。ぜひ、ご検討くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
「インソースのPythonマガジン Vol.26」は、これで以上となります。
このメルマガでは今後も、Python学習に関するお役立ち情報、また社内のDX化を
主導するための具体的な方法や、弊社や他社様のPython活用の事例など、
ビジネスの現場で真に活かせる有益な情報の提供を行ってまいります。
それでは、次回もお楽しみに!
関連研修
でございます。
「Pythonの本は買ってみたけれど、最初の内容に躓いてしまっている......」
< という方のお力になれると思いますので、ぜひご一読ください。
(約5分で読めます)
~~~~~~~~~目次~~~~~~~~~
1. 【挫折ポイント1】変数とは何ですか?
2. 【挫折ポイント2】データ型とは何ですか?
3. まとめ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1. 【挫折ポイント1】変数とは何ですか?
プログラミング初学者が、最初に躓くポイントが「変数」に対する理解だと思います。実際に社内へのPython教育の際に、一番多く質問が出たのは変数についてでした。
以前私がPythonを学習した際には、変数の説明がこのように記載されていました。
「変数とは、値に名前を付けて、コンピュータ上に記憶する仕組みのこと」
上記の書き方は全く間違っておりませんが、
プログラミング初学者には少々イメージが難しいと思います。
私は、変数とは「データを入れる箱」という説明がわかりやすいと思います。
Pythonでは、「変数 = データ」という書き方で、
左辺の変数という「箱」に右辺のデータを入れることができます。
例えば「a = 'Hello'」というプログラムが存在したとします。
ここでは、箱の名前が「a」で、箱に入れたデータが「Hello」になります。
箱を開けて、箱の中身を画面上に表示するためには、
「print(箱の名前)」という命令を使います。
「print(a)」で開ける箱の名前を指定してあげると、画面上に「Hello」が表示されます。
箱は何個作成しても問題ありません。また、何個箱を開けても問題ありません。
「A = 'Hello'」以外にも「b = 'World'」というプログラムが存在した場合、
「print(b)」と記載すれば「World」が画面に表示されます。
変数は足し算を行うことが可能です。
後述するデータ型が、「整数(小数点)型 + 整数(小数点)型」あるいは
「文字列型 + 文字列型」の場合には足し算を行うことができます。
仮に「print(a + b)」というプログラムが存在する場合は、「print(a)」という命令で、
箱から「Hello」というデータを取り出して表示し、
次に「print(b)」という命令で「World」という文字を箱から取り出し表示します。
結果的に、画面上には「HelloWorld」が出力されます。
このように、変数一つをとっても疑問に思う場面は多々あるかと思いますが、
Pythonに限らず、プログラミングの学習では「必要な時に覚える」という考え方が大切になります。
学習の際に「1から100まで全て分かっていないと次に進んではいけない」
と思う方も多くいらっしゃいますが、プログラミングに関しては
「エンジニアでも1から100まで全ては覚えておらず、必要に応じて検索している」
というのが実態です。
ですので、「すべてを理解しきらずに、必要になったらまた学習する」
という気持ちで学習を進めることをおすすめします。
2. 【挫折ポイント2】データ型とは何ですか
データ型とは、「変数に入れたデータがどのような種類か」を決めるものになります。代表的なものは以下の4つになります。
----------------------------------------------
1 int 整数型 例 3,5 など
2 float 浮動小数点型 例 3.14 など
3 str 文字列型 例 'Python' など
4 bool 真偽値型 例 True,False など
----------------------------------------------
ひとまず、上記の4つを覚えておけば基本的な学習には問題ないと思われます。
プログラミング言語の中では、Pythonは比較的新しく作られた言語なので
「データ型」を意識しなくても、プログラムを作成することが可能です。
しかし、実際にプログラミングを作成すると、
「データの型が違います」というエラーが起こることがとても多いです。
そのような時には「type(変数の名前)」という命令を使いましょう。
「type()」という命令は、()の中に入っているデータの「型」を教えてくれます。
例えば、「a = 'Hello'」というプログラムが存在する際に
「print(type(a))」と下に記載すると「< class 'str' >」と表示されます。
この命令を使えば「あれ、あの変数にはどんなデータが入っているのかな?」
と思った際にすぐに調べることができ、エラーを起こしづらくなります。
3. まとめ
今回のメルマガは、Python初学者のお悩みをもとに、自分が初学者の時に悩みを解決した際の考え方と、対処方法を記載いたしました。
特に変数やデータ型は、Pythonの学習本を開くと最初に習う内容ですが、
意味や対処法を理解しないとエラーが頻発する原因にもなります。
当社のPython研修では「本では解説されない、受講者の躓きポイント」も
網羅した内容となっておりますので、「プログラミングを学ぶのは初めて」
という方でも安心してご受講いただけます。ぜひ、ご検討くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
「インソースのPythonマガジン Vol.26」は、これで以上となります。
このメルマガでは今後も、Python学習に関するお役立ち情報、また社内のDX化を
主導するための具体的な方法や、弊社や他社様のPython活用の事例など、
ビジネスの現場で真に活かせる有益な情報の提供を行ってまいります。
それでは、次回もお楽しみに!