Python学院
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vol.35

【講師が語る】~Python初学者の特徴と傾向、学習後にやるべきこと

今回のメルマガのテーマは
Python初学者の特徴と傾向、学習後にやるべきこと
です。

私は現在、Python研修の講師として日々、活動をしているのですが、
実際に研修の講師として講義を行っていると、冒頭の自己紹介のパートで
Pythonに限らず「プログラミングに対しての不安感(人によっては恐怖感)」
お聞きすることがよくあります。
私としてはこれから無くしていけば良いので何ら問題無いのですが、
研修中に一人ひとりに聞いていくと、様々なタイミングで
「もしかしたら自分だけ?」と思われている方が非常に多いです。

今回のメルマガでは、初学者の特徴や傾向、学習後にやるべきことについて
4つの視点でお話をしていきたいと思います。
実際にこれからPythonを始めようとしている方はもちろん、
これから実務担当の方へ学習をしてもらおうとお考えの人事、
システムご担当者さまにも有益な情報となっております。
ぜひご覧いただければ幸いです。

(約5分で読めます)
~~~~~~~~~目次~~~~~~~~~
★1.講師から見たPython初学者の傾向
★2.講師から見たPython初学者がつまずくところ
★3.講師から見たPython初学者がやって良かったと感じるところ
★4.講師から見たPython初学者がはじめての学習後にやるべきこと
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


★1.講師から見た「Python初学者の傾向」

Python初学者には大きく分けて3つのパターンがあります。
1つ目は全くのプログラミング未経験者
2つ目は独学でやってみたものの中々上手くいかずに挫折した方
3つ目が他の言語の経験者でPythonを新しく学びたいという方
の3つです。

未経験の方や挫折した方は、やはり何かしら不安を持って研修に臨まれる方が多いです。
「具体的にやりたいことはあるが自分にできるだろうか」
「まだ明確にやりたいことは決まっていないがそもそも理解できるだろうか」

など様々です。
研修ではまずプログラミングの概要から学びます。
Pythonに限らずプログラミングには共通のルールがあるので、
そこから学ぶことで
「何でそんな面倒なことをするのか」
「これはどういう理由から使われるものか」
などベースとなる部分についてモヤモヤしないよう細心の注意を払って講義を行います。

他言語の経験がある方は、自身が使用されてきた言語とPythonを比較するため
研修を受講される方が多いです。
Pythonはプログラミング言語としてシンプルな部分がよく注目されますが、
他言語に比べて同じ内容のプログラムコードの行数が半分で済む場合があるなど、
Pythonなら記述しなくていいルールがあったりします。
Pythonの文法を1から知っていくことで、現在使用している言語との違いを理解し、
自身の業務の相性なども鑑みながら活用していく方も多くいらっしゃいます。

Python学院では文法学習後の演習問題についても、初心者から経験者まで
幅広い層の受講者の方にご利用いただけるようなオリジナルカリキュラムを
豊富にご用意しております。


★2.講師から見た「Python初学者がつまずく」ところ

Pythonは比較的シンプルかつ読みやすい文法なので導入部分でつまずくということは
ほとんどありません。
ただし、プログラミング言語なので、入力する行数が増えると一気に難しく見えてきます。
初学者ですとコードが大体20行以上になると「長いな」「難しそうだな」と
いうネガティブな反応が少しずつ増えてきます。

具体的な文法の説明についてはここでは触れませんが、繰り返し処理を行う時に使う「for文」、
条件によって処理を分けたいときに使う「if文」、Excelの表など複数のデータを扱う
「リスト」や「辞書」を活用した処理などが入ると、
行数も多くなり一気に画面が受講者の難しそうに見えて受講者の手が止まったり、
受講者の表情に「?」の文字が浮かび上がったりしてきます。

残念ながらこれらはExcel操作の自動化やデータ分析などでも必ず使うPython文法の
十八番で外すわけにはいきません。
ただし、実はPythonの文法で難しいところはそんなに多くなく、
講師はそのための解説の準備をたくさん用意しています。
「あぁ、そういうことか」を引き出すために丁寧な説明を心掛けるようにしています。

また、プログラムに書かれているコードは、一繋ぎで書けばあっという間に50行にも
100行にもなりますが、実は細かく区切っていくと大体は4~8行くらいで区切れます。
50行を一気に読むのではなく、区切った4行を一つずつ消化していく。
こうすることによって自分のつまずきは
「理解不足ではなく読み方を知らなかっただけ」
という原因によるものだと気づくことができます。


★3.講師から見た「Python初学者が【やって良かった】と実感するところ」

研修終了後は、「思っていたよりもついていけた」が率直な感想として多いように感じます。
最初の「プログラミングが怖い」「プログラミングは以前挫折した」という感情は消え去り、
「何か仕事で使えるものを作ってみたい」という前向きな姿勢に変わっています。

ただし、1つポイントがあります。受講中及び受講後に、皆さんが口を揃えて言うのが
「コードを読むことはできるようになったが、いざ一人で書けと言われると厳しい」
というものです。
これはPythonを学習することで自分自身でコードが読めるようになり、
「おっ!自分でもできるんじゃないか?できる気がする!」
と自信を持ってきた方に特に出る特徴です。
講師としては意識の変化が目に見えて感じられる嬉しい瞬間でもあります。

実は、プログラミングは自分で0から考えて書くよりも人が作ったプログラムを
真似したりWebなどの参考ページから流用したりする方が圧倒的に多いんです。
そのため、プログラミングに求められるのは「0から作り上げる力」ではなく、
「色々な情報を組合わせる力」
とも言えますね。

Python学院の研修では、
「目の前のコードの意味をしっかり理解すること」
「色々な場面でコードを使い分けられるようにすること」
に主眼をおいて講義を行うことをメインにしております。

「そうは言ってもここまでやったら自分で色々書けるようになりたいなぁ」
という感想も多くいただきます。
講師としても嬉しい悩みですが、Python学習はここからが本番。
その気持ちを持って引き続き学習を続けていってほしいところです。


★4.講師から見た「Python初学者がはじめての学習後にやるべきこと」

研修終了後の振り返りでよく聞かれる質問ランキング1位が、
「この後どうしたらいいですか?」です。
研修を受け「Pythonでできることを知った」と「Pythonの書き方がわかった」の
2つの武器を手に入れても「この後どう戦えば?誰と戦えば?」という質問がよくあります。

私はその時は必ず「まずは自分がよく使っているExcelの転記作業を
Pythonでやってみましょう」と話すようにしています。
インプットを行った後の次のステップはアウトプットです。
「Aのファイルの情報をBのフォーマットに写して名前を付けて保存する」
ここまでを一人でできるようになると、その後の「ブラウザの自動操作」や
「データ分析」などに通ずるPython文法の理解が非常に深まります。

「エクセルの転記は研修でも習ったから出来た。その次は?」という方のために
事後カウンセリングでフォローを行っています。
このカウンセリングは「お困りごとについて何でも相談できる」というのが最大のウリですが、
「自分の会社に合ったPythonの使い方」
「自分がやりたいことに合わせた学習の仕方」
「部下に学ばせたいが何からしていけば良いか」
などのご相談、弊社からのご提案をすることも出来ます。

Python学院のカウンセリングを活用して、わからないことの解消、業務効率のための気付き、
実際のプログラム作成などを叶えていただければ幸いです。

ここまでPython初学者の、
★1.受講者の傾向
★2.よくつまずくところ
★3.やって良かったと感じるところ
★4.学習後にやるべきこと

について、受講前、受講時、受講後、これから、の4点についてお話しました。

Python学院では、非エンジニアの方でも業務にプログラミングが活用し、自身で
業務効率化が達成できるようになるための様々なサポート体制を構築しております。

みなさまの組織では
「プログラミングなんて私には縁遠いものだ」
「そういうのはわかる人がやるもんだ」
といったご意見など出ていないでしょうか?
2020年から2021年にかけてビデオ通話システムを利用したオンライン商談、オンライン研修も
当たり前になり、時代は確実にDX化に突き進んでいます。

私ももちろん、誰でも最初は初学者でしたが、先に1歩を踏み出した方、組織は
現在色々な分野において改善、効率化を実現しています。
「便利なんだろうが、現実的にはどういったことができるのか」
「導入に向けてのハードルはどれくらいのものなのか」
などどんなご質問でも結構です。
まずはPython学院へぜひお問合せくださいませ!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!
以上、「インソースのPythonマガジン Vol.35」でした!

このメルマガでは今後も、Python学習に関するお役立ち情報、また社内のDX化を
主導するための具体的な方法や、弊社や他社さまのPython活用の事例など、
ビジネスの現場で真に活かせる有益な情報の提供を行ってまいります。

それでは、次回もお楽しみに!

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