スーツの着こなし方について、"信頼感"を軸に解説(後編)
前回は、大人の身だしなみとして"相手に信頼感を与えることができるスーツの着こなし"をご紹介しました。
今回お伝えするのは、スーツに合わせるアイテムの選び方と、お手入れについてです。
カッコいいスーツを選んだら、合わせるシャツやネクタイにも、"大人"の品格を纏わせたいものです。また、どんなに上質なスーツでも、手入れがされていないと一気に"残念感"が漂います。気をつけたいポイントを押さえ、周囲からの信頼を確固たるものにしましょう!
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スーツに合わせるアイテム選びのポイント
新人の皆さんは、基本的に黒・紺系のスーツに白いシャツのいわゆるリクルートスタイルで出社する人が多いと思います。上司・先輩方もそれでも構いませんが、ちょっと差をつけたいと思ったら、シャツやネクタイの色・柄を変えてみるのがおすすめです。
<シャツ選びのポイント>
男性の場合、まずは合わせるネクタイをあまり選ばないブルーの無地から加えるのがよいでしょう。ストライプ柄も比較的合わせやすいですが、幅によってはネクタイを選びます。ブルー系、グレー系の穏やかなストライプ柄なら比較的何でも合わせやすいです。
女性の場合、色柄だけでなくカットソーなど素材も豊富なので迷いますよね。前回ご紹介した骨格診断に加えパーソナルカラー診断もやってみると、「首周りがつまり過ぎないインナー・色は明るめ」といった具合に自分に似合う服が見つけやすくなります。
<ネクタイ選びのポイント>
暖色系の色はエネルギッシュさを、寒色系の色は知的さを印象付けることができます。柄は、無地は上品で洗練された印象、斜めのストライプ(レジメンタル)は若々しさや誠実な印象、チェック柄はよりカジュアルな印象、ドット柄や小紋柄は大人びた印象を与えます。新人からどんな上司・先輩に見られたいかイメージしながら選ぶといいかもしれません。
くたびれて見えると一気に残念!日々のお手入れも忘れずに
服装がくたびれていると中身もくたびれて見えてしまいます。遅く帰った日もできる限りお手入れしましょう!
<スーツ>
前回ご紹介したようなスーツで、早急に3着体制を整えましょう。中2日空けることでジャケットの皺が取れやすくなり、連続使用のダメージを押さえられます。また、スーツの印象はパンツの折り目で決まるといっても過言ではありません。使用のたびにプレッサーまたはアイロンをかけましょう。
<シャツ>
毎回クリーニングに出すのは経済的に......という人は、面倒でも洗濯後にアイロンがけをするしかありません。形態安定加工シャツでも緩やかな皺はつくため、襟元や前身ごろなどには軽くアイロンをかけることが理想です。
<靴>
靴が汚れていたり、しばらく手入れしていなくてくすんでいたりすると残念な感じが漂います。また靴のかかとが擦り減っているのも、意外と人から見られているものです。最近は100円ショップでも靴磨きやかかとの修理キットが手に入るので、ひどくなる前にぜひメンテナンスしましょう。