インソース流健康経営~従業員の健康管理をデジタル化
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「健康経営優良法人資格」への申請社数も2023年の申請で1万7千社を超え、企業の健康経営への取り組みはますます盛んになってきています。
健康経営に力を入れている企業は、社会的にも評価され、投資家や取引先からの信頼も得ています。
そんな中で、従業員の健康管理を効率よく進めるためのツールとして「健診結果管理システム」が注目されています。
健診結果管理システムを導入するメリット
健診結果管理システムとは、従業員の健康診断結果を紙ベースからデジタル化することで、効率的に管理・活用することができるシステムです。
システムを導入すると以下6つのメリットがあります。
(1)健康状態の把握
健診結果管理システムにより、従業員の健康データを一元管理でき、経年変化を確認して早期サポートが可能になります。
(2)リスクの早期発見
健康データを分析し、高血圧や肥満などのリスクを早期に特定、予防策を迅速に講じることができます。
(3)業務効率化
手作業の管理が不要になり、効率的なデータアクセスが可能で、健康経営施策が迅速に実行できます。
(4)法令遵守のサポート
健診結果管理システムにより、法令に基づく報告や提出書類を自動化し、正確なデータをタイムリーに管理できます。これにより、法令遵守のための業務負担が軽減され、安心して健康経営を進めることができます。
(5)従業員のモチベーション向上
健康サポートが従業員の安心感とモチベーションを高め、生産性とロイヤリティ向上に寄与します。
(6)企業全体の健康管理
部署ごとの健康状態も把握でき、特定リスクに応じた支援策が実施しやすくなります。
健診結果をシステム管理すると人事の負担が減り、従業員は健康管理がしやすくなります
インソース社内では、2023年10月から実際に下記自社サービスのLeaf Wellnessを使用し、健診結果をデータ上で管理しています。
Leaf Wellness~健診結果管理システム×ヘルスケアコンテンツ
今までは紙媒体のみだったため、非常に手間がかかり健診結果の集計・活用ができていませんでした。
Leaf Wellnessを導入してからは、健診結果をデジタル化したことで、指定項目別(腹囲、BMI25以上など)に従業員の健診結果の出力ができ、インソースの健康課題の把握を簡単にまとめることができました。
健康経営度調査票の回答項目にある「血圧リスク者率」「血糖リスクと考えられる人の割合」「糖尿病管理不良者率」も、Leaf Wellness上で簡単に出力・集計できました。
また、労基署への健康診断結果報告も、Leaf Wellness上で作成ができます。集計条件項目を事業所別に指定することで、事業所別の報告書がボタン一つで作成することができました。出力データの様式が選択できるため、CSVデータからデータを加工して報告書に記入することも可能です。これにより人事担当者側の作業負担が大幅に削減されました。
その他にも、産業医・保健師面談実施時の面談者健診結果を渡す際に、データ上で簡単に出力・お渡しすることができるようになりました。
従業員側のメリットとしては、自身のマイページから経年で健診結果を閲覧できるため、昨年と違う健診機関を受診しても経年での結果をデータベース上で簡単に把握することが可能です。また、健診結果を基に今の健康状態と生活習慣結果が一目でわかるようになっており、改善のためのコラムから改善に向けたヒントを得ることができます。
従業員からも昨年との経年比較ができ、どこの項目が良くなった、悪くなったかがわかるので、自己管理の目安になっていいという嬉しい感想をいただきました 。
このように、Leaf Wellnessを導入したことで、人事担当者の作業負担が減り、従業員も自身の健康管理がしやすくなりました。
今後はLeaf Wellnessで年代や性別などの視点からデータを集計し、従業員の健康課題を把握し、取り組み施策の検討・実行をしていきたいと思います。