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インソース流健康経営~喫煙防止の3ステップ

インソース流健康経営~喫煙防止の3ステップ
目次

タバコは、健康に悪影響を及ぼすことがよく知られています。
とは言え、「やめないとな...」で止まっている方が多いのもご存知の通りです。
喫煙が原因で、肺がんや心臓病、呼吸器の病気など、さまざまな病気にかかるリスクが高まりますが、その影響は喫煙者本人だけでなく、周囲の人々にも広がります。
特に家族や職場の同僚など、タバコを吸わない人にも受動喫煙という形で有害な煙を吸わせてしまうことがあり、これも大きな社会問題となっています。
このような状況を受けて、近年、多くの企業が「健康経営®」の一環として、従業員の健康を守るための取り組みを進めています。
健康経営とは、企業が従業員の健康を経営課題と捉え、健康促進活動を行うことで、従業員の健康と企業の生産性向上を両立させる経営手法です。その中で、喫煙防止は重要なテーマの一つとなっています。

インソースで実施した取り組みは3ステップ

インソースでは、健康の重点課題として「生活習慣病(運動習慣・喫煙対策)」を定めています。
全従業員の喫煙対策をできるだけ早期に実現するために、以下の3ステップで取り組むこととしました。


1.就業時間中の禁煙推奨活動を開始

2023年10月より、就業時間中は社内外禁煙を推奨とする活動を開始。
非喫煙者からは、本活動について非常に好評な意見をいただきました。
また喫煙者からは、一部反対の意見もいただきましたが、
「たばこの本数を減らす・辞めるきっかけとなった」、「意外と吸わなくても大丈夫なことに気づけた」
などの好意的な意見がありました。
今後も本活動は継続し、禁煙のきっかけに繋げていきたいと思います。


2.喫煙に関する全社アンケートの実施

従業員の喫煙状況を把握するために、喫煙に関する全社アンケートを
自社システムLeaf lightningを使用して実施しました。
アンケート結果から、喫煙者のうち半数が禁煙したいと思っており、また女性より男性の方が禁煙をしたいと考えている方が多いことがわかりました。
一方、若いから禁煙しなくてまだ大丈夫と考えている方、電子タバコに関する認識が誤っている方、
周りに迷惑をかけていないのでやめる気はないなど、禁煙を考えていない方からも様々な意見がありました。


3.喫煙防止ワークショップの開催

アンケートの結果を受けて、まずは禁煙したいと思ったことがある方を対象に、下記の「喫煙防止ワークショップ」を社内で開催しました。

■ 喫煙防止ワークショップ(半日間)についてはこちら

本ワークショップでは、一社会人として、喫煙がワーク・ライフ・マネーにもたらす影響を学び、どうしたら卒煙・禁煙できるのかを考えます。
様々な状況に応じた対策も含めて対話・議論形式で検討し、確固とした目標を立て、すぐに実行できるマインドを醸成します。医療従事者が実施している研修とはひと味違う内容となっています。

同内容で動画教材もございます。
■ 喫煙防止講座

対面とオンラインに分けて計2回実施し、喫煙者で禁煙に興味のある12名の方に参加いただきました。
講師の体験談(鬼気迫る禁煙との戦い)や他の受講者の意見を聞くことで、8名が禁煙、4名が減煙を宣言。当初禁煙に後ろ向きだった受講者にも、非常に納得感のある研修となりました。

社内でもこれらの喫煙防止に関する取り組みに関して好評であり、今後は禁煙に後ろ向きな方に対してのアプローチができるように取り組んでいきたいと思います。

まとめ

健康経営の取り組みの一環として、喫煙防止は非常に重要な要素です。
タバコをやめることで、従業員が将来も健康的な生活を送り、職場全体の活力が高まります。
健康な職場づくりを目指すためにも、参考にしていただければ幸いです。

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