2019年12月号
12月末、3月末が期末となる会社・組織が多いと思いますが、期末の部下評価を行う上で、最も重要なプロセスの1つが評価面談です。そこで今回は、評価を裏付けることで面談での部下の納得度をより高める、「行動記録」の取り方についてお伝えします。
評価期間中の行動をすべて記憶するのは難しいので、期中の部下の行動を忘れないよう「行動記録」を取りましょう。
行動記録は、部下の日々の行動を、プラス評価・マイナス評価ともにしっかりと記録します。記録する項目としては、「日付」、「担当者」、「評価対象の行動」と、それに対応する自社の「評価項目」、どのように評価をするかという「コメント」(評価する具体的なポイント)を簡潔にまとめた、シンプルなもので十分です。
毎回行動記録を取るのは少し面倒のように思いますが、その気になれば5分も掛からず書ける内容です。
そのちょっとした手間をかけるだけで、評価面談の際に部下の納得感をぐっと高めることができます。効果は絶大ですので、是非面倒がらずに続けてください。
もちろん、記録を取るだけでなく、事実を把握したらその場で指導してください。良い行動はきちんとその場で褒め、悪い行動はただちに是正することが大切です。上記のようにマイナス評価の行動があっても、評価期間中の適正な指導で部下が成長し、マイナスを解消することができます。
また、日常業務の記録を「行動記録」として残すのと同じく、1対1面談の結果についても簡単な記録で良いので残しておきましょう。評価の貴重な情報になるとともに、面談を通じた指導にも有効なので、こちらもあわせて実施することをおすすめします。
マネージャーとしての部下に対する観察力、目標管理スキル、フィードバック力などを強化するとともに、期初、期中、期末にやるべきことについて網羅的に習得いただきます。
人材育成のツールとして評価制度を活用していくために、評価者は公正な評価を行わなければなりません。評価のしかたや評価者が陥りやすい傾向、部下へのフィードバックの方法など、評価者として求められる基本スキルを、実践を通じて身につけていただきます。
部下をもつ管理職(上司)の方に「部下との面談」の重要性を学んでいただき、実際にどのように面談を実施するかをロールプレイングやワークを通じて習得していただく内容です。
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