2020年9-10月号
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの組織で勤務体制を見直す動きがありました。「テレワークの実施」や「交互の出社」など、周囲に頼れる人がいない環境で仕事を進めなければならない人も増えています。それでも自律的に仕事を進めるためには、自分自身を管理すること、すなわち「セルフマネジメント」をする意識が必要です。
セルフマネジメント成功のカギは、" 自ら働くための仕組み" を確立することです。そのために心掛けたいポイントは、以下の3つです。
(1)すべて数字で考え、目標を立てる
セルフマネジメントの目的は、自律的な行動によって目標の達成を実現することです。「目標を設定する」ことでモチベーションを保ち、評価に値する成果を出すことが、セルフマネジメントを成功させる基本です。
(2)時間当たりの生産性を高める
集中できないまま時間が過ぎる、就業時間を過ぎたのにズルズルと作業を続けてしまうなど、 時間当たりの生産性を落としてしまってはセルフマネジメント失敗です。時間を決めてスパッと業務を終えられるよう、「 タイムマネジメント」の意識を高めることが肝要です。
(3)他者に成果を見せる
セルフマネジメントと矛盾するようですが、組織の一員として、ともに成長するために、 他のメンバーとのつながりを保つ意識はやはり必要です。 特に、「上司やメンバーに成果を見せる」ことで評価につなげ、組織における自分の居場所を確立できる人ほど、 持続的なセルフマネジメントを実現できます。
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が一度解除されてしばらく、テレワークから通常勤務に戻ったという声も多く聞かれます。 しかし、次なる感染拡大のリスクに備え、 いつまたテレワーク体制に移行したとしても、ハイパフォーマンスを発揮すべく、 日頃からセルフマネジメント力を強化しておくことは大変重要です。
一人ひとりが「セルフマネジメントの達人」となり、どんな状況下においても成果をあげて、「 戦後最大の危機」ともいわれるウィズコロナ時代を乗り越えていきましょう。
本研修では、「成果」を意識した働き方への意識転換と、在宅勤務でも自身のパフォーマンスを正当に認めてもらえるようになるためのスキルを習得していただきます。
本研修では、業務のプロセス分解と可視化、業務内容の標準化と明文化、オペレーション方法の確立など、在宅勤務を生産的なものにする上で不可欠なスキルを習得していただきます。
本研修では、コロナ禍で生じた「仕事ができる」の定義の変化を、演習を通して捉えながら明らかにしていきます。そして行動経済学を用いた具体的な育成手法を学んでいただきます。
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