「効率的で効果的な監査」を行う有効な監査・調査ツールとして CAAT(Computer Assisted Audit Techniques:コンピュータ利用監査技法)が、注目されています。背景には、企業活動で扱うデータ量の増加、システムの複雑化等により、これまで一般的に行われてきた従来型のサンプルチェックだけでは不正会計の兆候を発見するのが難しいという現実もあり、取引記録を違った目線で見る必要性を感じ始めたことなどが考えられます。
確かに、CAAT を用いれば、効果的・効率的に不正会計の兆候把握を期待できます。一方で、CAAT 専用ツールの導入には敷居の高さを感じている企業も多いようです。
本セミナーではどんな企業でも比較的容易に CAAT を実施できるように、“Excel”を用いた CAAT の基礎知識から活用事例までを紹介します。
(理論編のご紹介)
本セミナーでは、日常的に CAAT 専用ツールや EXCEL,ACCESS で CAAT を実践している方などを対象に、勘定科目別に不正の兆候がどう表れるか、どのような不正発見シナリオを組めば効果的・効率的に不正を発見できるか、不正会計と対峙してきた専門家がそのノウハウについて解説します。
■受講の際の準備
Excel2010 以降を推奨、USB メモリ読込み可能なノート PC をご持参ください。持参不可の場合はお問い合わせください。Excel のバージョンによる機能制限で一部デモのみとなる場合もあります。Excel の起動ができればご参加いただけます。Excel 操作を目的としたパソコン教室ではありません。