男性従業員比率が高いディベロッパー、建設業界向け
まちづくりで女性社員の帰属意識・成長意欲を育てるプラン
プランNo.491
プランの概要
- 不動産や鉄道、建設建築業界。地域企業との協働プロジェクトを運営する組織など向け
- 女性管理職候補、次世代幹部候補の方
- 約1年間
男性社員が8~9割を占める組織で、女性の声を事業に取り入れるムーブメントを起こす。多様な人材が活躍できる魅力的な職場づくりをエリア開発になぞらえ、考える
課題解決の流れ
現状の課題
このような課題を解決する施策をご提案いたします
- 【女性社員の活躍をさらに後押ししたい】社員の性別構成比にかなり偏りがあり、男性視点の事業展開や経営方針となっている懸念がある
- 【事業領域外への挑戦が必要】多様なアイデアを新たに生み出したり、小さなヒントに気づきスケールさせて事業化する力をもった社員を増やしたい
問題の要因
- 女性管理職の割合が社員数に応じて小さい。どの事業セグメントのプロジェクトにおいても女性社員が関わる頻度・人数も少なく、考えを発する機会をなかなか設けられない
- 女性社員に注目した特別な育成や、戦略的・意図的なプロジェクトへの抜擢などを特にしてこなかった。会社への愛着を本人が感じられているか、組織の発展のために意欲的に業務に臨めているか分からない
- 今後メインビジネスの売上が大きく落ち込む可能性も少なくない。職種や所属部署に関わらず、新規事業に積極的に参画し大きく展開できる人材が必要となる
解決策
課題を解決するソリューション例をご紹介いたします
- 女性社員の現在の組織に思うこと、自分が働くうえで大事にしていることなどを数値化し、意欲高く業務に臨めているかを調査する
- 選抜女性社員を事業企画プロジェクトにアサインし、チームでフィールドワークをふまえた現状分析、業務提携・収益性のある事業企画に挑んでもらう
- 所属部署の異なるチームメンバーと協力しながら、エリアブランディング・プロジェクトマネジメントの概要をつかむ
プランの具体的な内容(本課題のソリューション例)
お客さまが望むサービスを実現するうえでは、誰もが積極的に意見を出して自分事として考え、アイデアを形にする力を身につける必要があります。そこで、補助的な役割に甘んじていると思われる女性社員を部門横断で集め、普段の生活の中で感じる不満や「駅の周囲にこんな施設があれば助かる・自宅と保育園の間にこんな動線が作れたら便利・他社のエリア開発事業で良いと思った点」などの希望を忖度なく話し合い、新規事業計画を立てていただきます。
練られた企画などは、実際に自組織が動かしているエリア開発プロジェクトへの提言としても活用いただけます。
1回目:アセスメント実施
すべての従業員の皆さまに受検いただきます。従業員エンゲージメントの高い組織は、多様な人材がそれぞれの強みを活かしながら働いており、これが個々人の仕事に対する愛着やプロフェッショナリズムの基礎になるといえます。男女の従業員構成比の差が大きい組織では、マジョリティ側にとって進めやすい業務フロー、心地よい制度やマネジメントの在り方になっている可能性があります。まずは対象者が意欲高く日々の仕事に取り組めているかどうかを測ります。
2回目:マインドセット研修の実施
<対象者向け>ダイバーシティ&インクルージョンワークショップ(半日間)
組織のD&I推進の取り組みの中でも、女性活躍支援はその先鋒施策に挙げられることが多いもの。それは女性がいきいきと働き続けられる職場は、障がいのあるメンバーやシニア人材にとっても力を発揮しやすい傾向があるからです。普段あまり口に出せない「忌憚のない組織への要望」を拾い上げる機会でもあります。挙げられた意見は匿名化し研修ご担当者さまに共有するので、対象者の上司への育成方針検討・業務改善のほか、経営メンバーへの人的資本経営に関する提言として活用できます。
<管理職向け(対象者の上席にあたる方)>
DEI理解研修~公平性をプラスして、働きやすさを追求する(2時間)
少ない女性社員の意見のなかに成長戦略が見える可能性があります。普段の業務の中でも無意識のバイアスがかかっていないか、女性に限らず誰もが働きやすい職場づくりの実現に尽力できているかを振り返るとともに、以降の部下の挑戦を見守り、協力する体制をつくります。
【対象者向けの活動】
3~5回目:現状把握~調査と分析、事業企画立案
ここから以降は女性社員の皆さんを4~5人でグルーピングしてチーム活動を実践いただきます。講師が各チーム活動に伴走し、企画構築を支援します。ノウハウをインプットする研修実施後に毎回課題を出し、その成果物などについて講師がアドバイスいたします。
初回となる3回目研修は新規プロジェクトの進め方や内部分析・外部分析のしかた、アイデアの創出と収束の方法などを理解し、自分たちがプロジェクトを先導するにあたり必要な知識を身につけます。4回目研修は根拠の裏付けとなる情報やデータをそろえる重要性を学びます。事後課題では過去に自組織が手掛けてきたまちづくり計画を振り返り、結果生まれたそのエリアの文化や特徴、人口の流動などを調べ、洗い出した後に整理します。次に「住みたいまち、魅力的なまち」に見られる共通点や、地域特性の打ち出し方を成功させた他社・他市例を調査いただきます。5回目研修のあとはまちのコンセプトを確定し、組織や協働するパートナー事業者が提供できる価値を言葉にして、再び企画書に落とし込みます。
6回目:プレゼンテーション練習
他グループとのコンペティション形式の成果報告会で関心を惹くプレゼンテーションができるようになることが6回目研修の目的です。プレゼンテーションの基本知識や経験が何度かあるという場合には、先述の4日間研修4日目のプログラムを次のようなアドバンス編に差し替えることも可能です。
7回目:成果報告会
組織役員に向けた報告会を開催します。役員の皆さまからは企画そのものに対するフィードバックはもちろん、多様な意見が挙がることがお客さまや社会、そして自分たちの組織にとっても重要であること、女性社員も未来の組織を支え大きく発展させる立場にあるという点について改めて言及いただきます。このとき、2回目のマインドセット研修で挙がった参加者要望を実現するために組織がどのような施策を講じていくかを回答するなども非常に効果的です。
研修のプロがお答え 全力Q&A
講師
お客さまの業界や受講者の業種・職種や学んでいただく内容に応じて、おすすめの講師をご提案させていただきます。
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