インソースでは、毎月新作研修が生まれています。新作研修が生まれる舞台裏とは?今回は「メンタルヘルス研修 風通しのよい職場づくり編」をお届けします!
第十六回"ハラスメント防止研修 ダイバーシティ時代に備える編"と同様、 この"メンタルヘルス研修 風通しのよい職場づくり編"は、「今後の組織づくりのベースになるので、受けておいた方がいいですよ!」と 声を大にしておすすめできる研修です。
「風通しのよさ」にこだわって、職場環境改善を目指す
■お互いに相談し合えるような「風通しのよい職場」をつくる
あるお客さまから、メンター制度やメンタルヘルスといった職場づくりに関するご相談を受けました。 詳しくお客さまの状況をお伺いすると、以下のことが明らかになってきました。
- 現場やチームは少人数で構成されており、メンターを選定しようとすると、
結果的にOJTとメンター、さらにはマネージャーを兼ねる人(チーム)が出てしまう - しかし、相談に乗ってくれる存在は必要。推測にすぎないが、「相談せずに
辞めているメンバーがいるのではないか」という印象がある(離職が続いている) - 承認欲求を満たせ、帰属意識を持てること
- 前向きなコミュニケーションの土壌があること
- 気兼ねなく相談ができる人がいること
そこで、肩書や上下関係にとらわれず、お互いに相談し合えるような「風通しのよい職場をつくる」ことを目標に研修を開催しましょう、という運びになりました。
■ストレスのたまりやすい時代における「風通しがよい職場」とは
本研修の冒頭で、今は「すごくストレスがたまりやすい時代である」という話をします。2015年の終わりに導入されたストレスチェック制度についても触れ、 まずは、現在の職場環境をきちんと認識していただくことから始めます。
そのうえで、「風通しがよい職場」に必要な以下3つの要素をお伝えします。
この3つの要素が満たされると、職場内のコミュニケーションが活発になり、お互いに信頼関係を構築していくことができます。 特に、3つめの「気兼ねなく相談できる人がいる」ことで、一人で悩みを抱え込まずに済むようになれば、離職防止の効果も期待できます。
■「相談に乗る」
「相談に乗る」あるいは「相談をする」ことに関して、「ちゃんと教わったことがないからできない」という方が非常に多いように感じます。
「相談したい」と一言にいっても、ただ単に聴いて欲しいだけの場合もあれば、意見を求めている場合、はたまた問題を解決して欲しいというSOSの場合もあります。
そこで新作では「相談に乗る」際のケーススタディを盛り込みました。
この研修カリキュラムはあくまで一例です。お客さまの課題・お悩みに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。また、研修効果を高め定着化を促進する 「研修呼び覚まシステム」や研修担当者さまの負担を減らし効率向上を支援する「研修管理サービス」もございます。お気軽にご相談下さい。
でき上がったカリキュラム
でき上がったカリキュラムはこちらです。
テキスト作成者よりひとこと
■職場全体で
本研修も第十六回"ハラスメント防止研修 ダイバーシティ時代に備える編"と同様、管理職だけではなく、職場の全員で受けていただくのがおすすめです。
メンタルヘルスについても、「管理職に任せる」というだけでなく、立場や部署の垣根を越えて、同じ職場で働くメンバー同士、気遣い合いながら、何かあった際には、すぐに話し合えるような関係を築いていくことが今、あらためて求められているのではないでしょうか。
本研修をきっかけに、そのような職場づくりについて考え、その実現を目指していただければ幸いです。